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起動時に、MATLABがいくつかの操作を自動的に行うようにするためのスタートアップオプションを定義することができます。MATLABにスタートアップオプションを定義する方法としては、つぎの2つの方法があります。
MATLABのスタートアップファイルstartup.m
の使用
起動時に、MATLABは自動的にマスタ M-ファイル matlabrc.m
を実行し、存在している場合、スタートアップファイル startup.m
を起動します。local
ディレクトリに格納されているファイルmatlabrc.m
は、MathWorks(または、マルチユーザシステムの場合は、ユーザのシステム管理者)によって、使用が制限されているファイルです。
ファイルstartup.m
は、スタートアップオプションをユーザが指定するために使用するファイルです。ユーザは、このファイルを使って、デフォルトサーチパスを変更したり、ユーザワークスペース内の変数をあらかじめ定義したり、Handle Graphics® のデフォルト値を定義することができます。たとえば、つぎのようなラインからなるstartup.m
ファイルを作成すると、
addpath /home/me/mytools cd /home/me/mytools
ユーザのデフォルトサーチパスに、/home/me/mytools
が付加され、そのディレクトリをカレントの起動ディレクトリに設定します。
Windows プラットフォームでは、startup.m
ファイルは、$matlabroot/toolbox/local
ディレクトリに格納してください。なお、ここで、$matlabroot
は、MATLABがインストールされたディレクトリです。
UNIX ワークステーションでは、startup.m
ファイルは、ホームディレクトリのmatlab
ディレクトリにおいてください(例:~/matlab
)。
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