Development Environment    

MATLABの起動ディレクトリ

MATLABの最初のカレントディレクトリは、プラットフォームとインストール操作によって決定されます。異なるディレクトリで、MATLABを起動させることも可能です。

Windowsプラットフォームでの起動ディレクトリ

Windows プラットフォームでは、MATLABをインストールした場合、デフォルトの起動ディレクトリとして、$matlabroot\workを設定します。ここで、$matlabrootは、MATLABファイルがインストールされたディレクトリです。

UNIXプラットフォームでの起動ディレクトリ

UNIXプラットフォームでは、初期のカレントディレクトリは、MATLABを呼び出したときにUNIXファイルシステム上でユーザが配置していたディレクトリに設定されます。

起動ディレクトリの変更

デフォルトのディレクトリとは、異なる様々なディレクトリからMATLABを起動させることができます。ユーザが、指定したディレクトリをMATLAB起動時の作業ディレクトリにするには、つぎの操作を行ってください。

  1. startup.m ファイルの作成 - MATLABスタートアップファイル(startup.m)の使用
  2. startup.m ファイル内に新しいディレクトリに変更するための関数cdを設定します。
  3. startup.m ファイルをカレントスタートアップディレクトリに格納します。

Windows プラットフォームのみ有効   Windows プラットフォームでは、つぎの操作で起動ディレクトリを変更することもできます。

  1. MATLAB ショートカットアイコンを右クリックし、コンテキストメニューから、プロパティ(Properties)を選択します。

    matlab.exeプロパティ(Properties) ダイアログボックスが、ショートカット(Shortcut) ページに開きます。

  1. 新しい起動ディレクトリを、スタート(Start in) フィールドに入力して、OKを選択します。

つぎに、ショートカットアイコンを使って、MATLABを起動すると、ステップ2で指定したディレクトリがカレントディレクトリに設定されます。

MATLABを起動するために、複数のショートカットを作成し、そのそれぞれの起動ディレクトリが異なり、各ディレクトリに異なるスタートアップオプションを設定する、というような操作も行うことができます。


 MATLABの起動  スタートアップオプション