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グラフにテキスト注釈を付加
MATLABのフィギュアの中の任意の位置に、ユーザのデータを説明したり、データセットの中の特別な点に注意を引くように、任意の型でテキストによる注釈を付加することができます。
プロットエディットモードがアクティブな場合、グラフの部分、フィギュアバックグランドの中をクリックして、テキストを入力することで、テキスト注釈を作成することができます。プロットエディットモードが、使用できない場合でも、text
やgtext
コマンドによりテキスト注釈を作成することができます。
プロットエディットモード、または、gtext
を使用することは、グラフの任意の位置にテキスト注釈を簡単に配置できることになります。text
コマンドを使うことで、データセットの中の指定した位置にテキスト注釈を配置することができます。
注意: text
、または、gtext
コマンドを使用して作成したテキスト注釈は、axesに固定されています。プロットエディットモードで作成されたテキスト注釈は、そうではありません。ユーザがaxesを移動したり、リサイズすると、ユーザのテキスト注釈も再配置されます。
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プロットエディットモードでのテキスト注釈の作成
注意: ユーザがaxesを移動したり、リサイズした後に、注釈を加えることができます。プロットエディットモードの中に作成したテキスト注釈は、axesに固定されていません。axesを移動したり、リサイズすると、同様に移動します。 |
text、または、gtext
コマンドを使って、テキスト注釈を作成
text
関数を使って、テキスト注釈を作成するには、グラフの中にテキストとその位置をx-
座標、y-座標を使って、設定する必要があります。
たとえば、つぎのコードは、 Lotka-Volterra Predator-Prey Population モデルグラフの中の指定した点に、テキスト注釈を作成するものです。
str1(1) = {'Many Predators;'}; str1(2) = {'Prey Population'}; str1(3) = {'Will Decline'}; text(7,220,str1) str2(1) = {'Few Predators;'}; str2(2) = {'Prey Population'}; str2(3) = {'Will Increase'}; h2 = text(5.5,125,str2)
つぎの例題は、セル配列を使って、複数ラインのテキスト注釈の作成方法を示すものです。
テキスト注釈の位置の計算
グラフの中のテキスト注釈の位置の計算をすることもできます。つぎのコードは、グラフの3つのデータ点に注釈を付加するものです。
text(3*pi/4,sin(3*pi/4),...
'\leftarrowsin(t) = .707',...
'FontSize',16)
text(pi,sin(pi),'\leftarrowsin(t) = 0',... 'FontSize',16) text(5*pi/4,sin(5*pi/4),'sin(t) = -.707\rightarrow',... 'HorizontalAlignment','right',... 'FontSize',16)
テキスト文字列'sin(t) =
-.707 \rightarrow'
のHorizontalAlignmentをright
に設定して、グラフの上の点[5*pi/4,sin(5*pi/4)]
の左側に配置します。テキスト注釈の配列に関する詳細は、テキストの配列を参照してください。
テキストオブジェクトを使って、任意の位置にaxesに注釈を加えます。MATLABは、axesのデータ単位を使って、テキストを配置します。たとえば、A
= 0.25、 = 0.005で、t
= 0 から 900 の値をもつ関数
をプロットすることを考えましょう。
t = 0:900; plot(t,0.25*exp(-0.005*t))
t = 300の値の位置の点に注釈を加えるには、ユーザがプロットで使用した関数を使って、テキスト座標を計算します。
text(300,.25*exp(-0.005*300),...
'\bullet\leftarrow\fontname{times}0.25{\ite}^{-0.005{\itt}}
'FontSize',14)
このステートメントは、Position
プロパティをx =
300、として定義します。
デフォルトのテキストは、Extent
プロパティで設定された長方形を使って、文字の左側に点、垂直方向では真ん中に合わせます。テキストの配列
は、付加的な配列のオプションを説明しています。
テキストの配列
HorizontalAlignment
とVerticalAlignment
プロパティは、指定したx-, y-, and z-座標に関して、テキストキャラクタの配列をコントロールします。つぎのダイアグラムは、プロパティとテキストの対応する配列に関するオプションを示しています。
MATLABは、指定したPosition
に正確に、テキストString
を設置しません。たとえば、前の例題は、テキストを注釈として点の加えたプロットを示しています。プロットを拡大すると、テキストの実際の位置を見ることができます。
小さい点は、テキストPosition
プロパティで指定されている点です。大きい点は、テキストString
プロパティの中の最初のキャラクタとして定義されているものです。
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Axesラベルをグラフに付加 | 例題 - テキストの配列 | ![]() |