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軸範囲の変更

MATLABは、データの範囲に基づいて、各軸に対して自動的に範囲を決定します。XLimYLimZLimプロパティを設定することによって、選択した範囲を変更することができます。たとえば、A = 0.25, = 0.05,t = 0から900に対して、評価される関数 のプロットを考えます。

左側のプロットはこの結果を示しています。MATLABは、xyのデータ範囲を含む軸範囲を選択します。しかし、プロットにはt = 100を越える範囲の情報はほとんど含まれていないので、x軸の範囲を変更するとプロットの有効性が高まります。

右側のプロットは、この結果を示しています。

カレント軸のみに範囲を設定する簡単な方法については、axisコマンドを参照してください。

半自動的な範囲の設定

軸範囲は、最小値か最大値のいずれかを設定し、他の範囲を自動的に設定することができます。これはマニュアルにより範囲に明示的な値を設定し、自動的な範囲にInfを設定することによって行います。たとえば、ステートメント

は、XLimModeプロパティをautoに設定し、MATLABがXLimに対する最大値を決めることができるようにします。同様に、ステートメント

は、XLimModeプロパティをautoに設定し、MATLABがXLimに対する最小値を決めることができるようにします。


 個々のAxesの制御 目盛り位置の設定