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個々のAxesの制御

MATLABは、グラフを作成するたびに自動的に軸範囲、目盛りの配置、目盛りラベルを決定します。しかし、これらの値は適切なプロパティを設定することによってマニュアルで設定することができます。

モードによって制御されるプロパティ(たとえば、XLimプロパティは関連するXLimModeプロパティをもっています)に対して値を設定する場合、MATLABはモードをmanualに設定し、自動的な設定を変更することができます。これらのモードプロパティに対するデフォルト値はautoなので、plotまたはsurfのような高水準関数を呼び出すと、これらのモードはautoにリセットされます。

この節で扱うプロパティは、つぎのとおりです。

プロパティ
 目的
XLim,YLim,ZLim
 軸範囲を設定
XLimMode,
YLimMode,
ZLimMode
 軸範囲をMATLABで自動的に設定するかユーザがマニュアルで設定するかを決定
XTick,
YTick,
ZTick
 軸上の目盛りの位置を設定
XTickMode,
YTickMode,
ZTickMode
 目盛りの位置をMATLABで自動的に設定するかユーザがマニュアルで設定するかを決定
XTickLabel,
YTickLabel,
ZTickLabel
 軸の目盛りに対するラベルを設定
XTickLabelMode, YTickLabelMode, ZTickLabelMode
 目盛りラベルをMATLABで自動的に設定するかユーザがマニュアルで設定するかを決定
XDir,YDir,ZDir
 軸の値の増加する方向を設定


 異なるスケーリングに対する複数のAxes  軸範囲の変更