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ラベル付けと外観のプロパティ
MATLABは、Axesに対するラベル付けと外観を制御するためのいくつかのプロパティを提供します。たとえば、つぎのSurfaceプロットは、いくつかの可能なラベル付けを行い、各制御プロパティを示しています。
設定した特性をもつAxesの作成
このAxesを作成するためには、示されているプロパティに対して値を設定します。
h = axes('Color',[.9 .9 .9],...
'GridLineStyle','--',...
'ZTickLabels','-1|Z = 0 Plane|+1',...
'FontName','times',...
'FontAngle','italic',...
'FontSize',14,...
'XColor',[0 0 .7],...
'YColor',[0 0 .7],...
'ZColor',[0 0 .7]);
Axisラベル
個々の軸ラベルはTextオブジェクトで、通常これらのハンドル番号はコマンドラインから隠されています(これらのHandleVisibilityプロパティはcallbackに設定されます)。関数 xlabel、ylabel、zlabel、titleを使って、軸ラベルを作成することができますが、これらの関数はカレントAxesに対してのみ影響します。Axesのハンドル番号を参照することによって、カレント軸以外の軸にラベル付けをする場合、対応するAxesのプロパティからTextオブジェクトのハンドル番号を取り出す必要があります。たとえば、
get(axes_handle,'XLabel')
は、x軸ラベルとして使われるTextオブジェクトのハンドル番号を出力します。ターゲットのAxesがカレントであるかどうかを確認できないM-ファイルやMATLABベースのアプリケーションに対して、AxesからTextのハンドル番号を取り出すことは有効です。
つぎのステートメントでは、前のページの軸に対する、x軸ラベル、y軸ラベル、タイトルを定義します。
set(get(axes_handle,'XLabel'),'String','Values of X')
set(get(axes_handle,'YLabel'),'String','Values of Y')
set(get(axes_handle,'Title'),'String','\fontname{times}\itZ =
f(x,y)')
ラベルはTextなので、空文字列(すなわちラベルなし)に初期設定されているStringプロパティに対して値を設定しなければなりません。
MATLABは他のTextのプロパティの多くを変更して、これらのラベルの位置や方向を制御します。しかし、Color、FontAngle、FontName、FontSize、FontWeight、Stringプロパティはユーザが設定することができます。
AxesオブジェクトとTextオブジェクトは、どちらもフォント設定のプロパティをもっていることに注意してください。前ページの関数axesを呼び出すと、FontName、FontAngle、FontSizeプロパティに値が設定されます。ラベルとタイトルに同じフォントを使用するためには、それらのStringプロパティを定義する際に、これらと同じプロパティ値を設定してください。たとえば、x軸ラベルのステートメントは、つぎのようになります。
set(get(h,'XLabel'),'String','Values of X',...
'FontName','times',...
'FontAngle','italic',...
'FontSize',14)
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