外部インタフェース/API リファレンス    
mxCreateNumericArray

要素の入っていないN次元の数値mxArrayを作成

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引数
ndim
   次元数。ndimsに対して2よりも小さい値を指定した場合は、mxCreateNumericArrayは次元数を2に自動的に設定します。

dims
   次元配列。次元配列の各要素には、その次元内の配列のサイズが含まれます。たとえば、dims[0]を5に、dims[1]を7に設定すると、5行7列のmxArrayを作成します。ほとんどの場合で、dims配列内にはndim個の要素があります。

class
   メモリ内で数値データを表す方法。たとえば、mxINT16_CLASSと指定すると、mxArray内の各数値データは16ビット符号付き整数として表されます。mxNUMERIC_CLASS, mxSTRUCT_CLASS, mxCELL_CLASS, mxOBJECT_CLASS以外の任意のクラスを指定することができます。

ComplexFlag
   mxREALまたはmxCOMPLEXを指定。mxArray内に設定しようとするデータに虚数要素が含まれない場合は、mxREALを指定します。データに虚数要素が含まれる場合は、mxCOMPLEXを指定します。

戻り値

成功した場合は、作成したmxArrayのポインタ。スタンドアロン(非MEX-ファイル)アプリケーションで成功しない場合は、mxCreateNumericArrayNULLを出力します。MEX-ファイルで成功しない場合は、MEX-ファイルは終了し、制御がMATLABプロンプトに戻ります。 mxCreateNumericArrayは、mxArrayを作成するために十分なフリーなヒープ領域がないときには成功しません。

詳細

mxCreateNumericArrayを呼び出して、すべてのデータ要素がclassで指定された数値データタイプをもつN次元のmxArrayを作成します。 mxArrayを作成した後で、mxCreateNumericArrayはすべての実数データ要素を0に初期化します。ComplexFlagmxCOMPLEXと等しい場合は、mxCreateNumericArrayはすべての虚数データ要素も0に初期化します。mxCreateNumericArrayは、2つの重要な点がmxCreateDoubleMatrixと異なります。

mxCreateNumericArrayは、作成したmxArrayを格納するためにダイナミックメモリを割り当てます。作成したmxArrayを終了するときに、メモリを開放するためにmxDestroyArrayを呼び出してください。

例題

examplesディレクトリのrefbookサブディレクトリのphonebook.cdoubleelement.c を参照してください。さらにexamplesディレクトリのmxサブディレクトリのmxisfinite.cを参照してください。

参考

mxClassID, mxCreateDoubleMatrix, mxCreateSparse, mxCreateString, mxComplexity


 mxCreateFull (廃版) mxCreateNumericMatrix