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ブロックでブレークポイントを設定
デバッガを使ってブロックの実行開始時や、ブロックの実行終了時にブレークポイントを指定することができます(コマンドラインモードのみ)。
ブロックの実行開始時にブレークポイントを指定
ブロックの実行開始時にブレークポイントを設定すると、デバッガは各時間ステップでのブロックに到達するときにシミュレーションを停止します。ブレークポイントをグラフィカルに設定するか、コマンドラインモードでブロックインデックスによってブロックを指定することができます。ブロックの実行の開始時にグラフィカルにブレークポイントを設定するには、モデルウィンドウでブロックを選択し、
をデバッガのツールバーでクリックするか、
break gcb
をデバッガコマンドラインで入力します。ブロックインデックスを使ってブロックを指定するには(コマンドラインモードのみ)、以下を入力します。
break s:b
ここで、s:b
はブロックのインデックスです(ブロックインデックスについて を参照)。
注意
バーチャルブロックにおいてブレークポイントは設定できません。バーチャルブロックは、関数が純粋にグラフィカルであるブロックです。これは、モデルの計算ブロックでのグループ分けや関係を示します。デバッガは、バーチャルブロックでブレークポイントを設定しようとしたときは、ワーニングを表示します。slist コマンドを使ってモデルの非バーチャルブロックのリストを取得できます(モデルの非バーチャルブロックの表示 を参照)。 |
GUIモードでは、デバッガの Watch points パネルは、ブレークポイントが存在するブロックを表示します。
ブロックの実行終了時にブレークポイントを指定
コマンドラインモードでは、デバッガは bafter
コマンドを使ってブロックの実行の終了時にブレークポイントを設定することができます。break
を使って、ブロックをグラフィカルに、またはブロックインデックスによって指定することができます。
ブレークポイントをブロックからクリア
ブレークポイントを一時的にクリアするには、Watch points パネル(GUIモードのみ)のブレークポイントの隣りの最初のチェックボックスのチェックを外します。GUIモードでブレークポイントを恒久的にクリアするには、Watch points パネルのブレークポイントを選択し、Remove watch point ボタンをクリックします。コマンドラインモードでは、clear
コマンドを使ってブレークポイントをクリアします。ブロックインデックスを入力したり、モデル線図のブロックを選択して clear
コマンドの引数として gcb
を入力することによって、ブロックを指定することができます。
![]() | ブレークポイントの設定 | 時間ステップでブレークポイントを設定 | ![]() |