Using Simulink    

ブレークポイントの設定

Simulinkデバッガを使って、ブレークポイントと呼ばれるシミュレーション中の停止点を定義することができます。それからブレークポイント間でデバッガの continue コマンドを使ってシミュレーションをブレークポイント毎に実行することができます。デバッガは2つのタイプ、無条件ブレークポイントと条件付きブレークポイントのブレークポイントを定義することができます。無条件ブレークポイントは、シミュレーションが前もって指定したブロックまたは時間ステップに到達したときに生じます。条件付きブレークポイントは、前もって指定した条件がシミュレーションで生じたときに発生します。

プログラムのある特定のポイントで問題が生じることがわかっているときや、ある条件が生じたときに問題が起こることをわかっているときに、ブレークポイントは何かと有効に利用することができます。適切なブレークポイントを定義し、continue コマンドによってシミュレーションを実行することにより、シミュレーション上の問題が生じているポイントまで直ちにスキップすることができます。

デバッガツールバーのブレークポイントボタンをクリックすることにより、ブレークポイントを設定します。

または適切なブレークポイント条件をチェックします(GUIモード)

または適切なブレークポイントコマンドを入力します(コマンドラインモード)。

コマンド
シミュレーションの停止条件...
break <gcb | s:b>
ブロックの実行開始時
bafter <gcb | s:b>
ブロックの実行終了時
tbreak [t]
シミュレーション時間ステップ
nanbreak
アンダーフローまたはオーバフロー(NaN)または無限大(Inf)の値が生じたとき
xbreak
シミュレーションステップサイズを決定する状態にシミュレーションが到達したとき
zcbreak
シミュレーション時間ステップ間でゼロクロッシングが発生したとき


 時間ステップ毎に実行 ブロックでブレークポイントを設定