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vco

電圧制御振動発生器

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詳細

y = vco(x,fc,fs) は、サンプリング周波数fsをもつ実数入力ベクトルまたは配列xによって決定された周波数で振動する信号を作成します。fcは、搬送波周波数または基準周波数です。xが0の場合、yは、fs Hzでサンプリングされ、振幅1をもつfc Hzの余弦値となります。xは-1から1の範囲で、ここで、-1はゼロ周波数出力に、0はfcに、1は2*fcにそれぞれ対応します。yは、xと同じ大きさとなります。

y = vco(x,[Fmin Fmax],fs) は、-1と1の間のxの値により、それぞれFmin HzからFmax Hzの振動が発生するように周波数変調範囲をスケーリングします。最良の結果を得るには、FminFmaxは、0からfs/2の範囲内にしてください。

デフォルトは、fsは1、fcfs/4です。

xが行列の場合、vcoは、その列がxの列に基づいて振動する行列を作成します。

例題

瞬間的な周波数が時間の三角関数となる、10,000サンプル/秒でサンプリングした2秒の信号を生成します。

生成した信号のスペクトログラムをプロットします。

アルゴリズム

vcoは、関数modulateを使って、FM変調を実行します。

診断

xの値が[-1,1]の範囲外の場合、vcoは、つぎのエラーメッセージを表示します。

参考
demod
通信シミュレーションのための復調
modulate
通信シュミレーションのための変調


 upfirdn xcorr