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大きさの応答を使ったフィルタの再設計
フィルタデザイナ(Filter Designer)の中でフィルタを設計した後、大きさの応答プロットの中で仕様を示すラインをドラッグすることで、再設計することができます。仕様を示すラインを使って、通過帯域のリップル、遮断帯域の減衰、エッジ周波数を変更することができます。
つぎの例題で、Chebyshev フィルタを設計し、仕様を示すラインをドラッグして修正します。
- アルゴリズム(Algorithm)メニューからChebyshev I型IIR(Chebyshev type I IIR)を選択します。
- タイプ(Type)フィールドからハイパス(highpass)を選択します。
- サンプリング周波数(Sampling Frequency)フィールドに2000を入力します。
- つぎのパラメータを設定します。
- Fp = 800
- Fs = 700
- Rp = 2.5
- Rs = 35
- 最小次数(Minimum Order)をチェックすると、フィルタデザイナは、希望する特性を作成する最低次数のフィルタを計算します。
- 適用(Apply)を押して、フィルタを計算し、応答プロットを更新します。
- 遮断帯域用に水平方向のフィルタ仕様ライン上にカーソルを配置します。これは、見てわかるように、最初の(最左端の)水平方向の仕様ラインです。
カーソルは、up/downドラッグインディケータを変更します。
- Rs(遮断帯域の減衰)フィールドが
100
になるまで、ラインをヅラッグします。
注意 詳細(Measurements)の中の次数(Order)値は、新しい仕様を満足させるために、より高い次数が必要なため、変更されます。
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