Real-Time Workshop User's Guide    

自動プログラムビルド

Real-Time Workshopの自動プログラムビルドプロセスは、様々なホスト環境でリアルタイムアプリケーション用のプログラムを作成します。自動プログラムビルドは、make ユーティリティを使って、生成されたソースコードのコンパイルとリンクを制御します。

上流のM-ファイルコマンドが、Real-Time Workshopのビルドプロセスを制御します。ほとんどのターゲットで用いられるデフォルトのコマンドは、make_rtwです。

ビルドプロセスは、つぎのステップで構成されます。

  1. モデルの解析と、モデル記述ファイルのコンパイル
  2. Target Language Compilerによるモデルからのコード生成
  3. 指定されたビルドに対してカスタマイズされたmakefileの生成
  4. カスタマイズされたmakefileの制御のもとで、makeユーティリティを用いて実行ファイルを作成

図 2-4 のボックスに、これらのステップが説明されています。

図 2-4: 自動プログラムビルド


 Real-Time Workshopのオープンアーキテクチャ  ビルドプロセスのステップ