Real-Time Workshop User's Guide | ![]() ![]() |
General Code Generationオプション
これらのオプションは、すべてのターゲット構成について共通です。
Show Eliminated Statementsオプション
このオプションが選択されると、(パラメータのインラインのような)最適化の結果として削除されたステートメントは、生成されたコードのコメントとして表示されます。
Loop Rolling Thresholdフィールド
ループローリング閾値は、大きい信号やパラメータがfor
ループにいつまとめられるか、また信号の各要素に対して個別のステートメントとして生成されるかを決定します。デフォルトの閾値は、5です。
Gainブロックのgainパラメータは、ベクトルmyGainVecです。
ループローリング閾値が、デフォルトの5に設定されていると仮定します。
myGainVec = [1:10];
として宣言されると、rtP.Gain_Gain[]はParameters
データ構造体rtP内で宣言されます。ゲイン配列の大きさは、ループローリング閾値を超えています。そのため、Gainブロックに対して生成されたコードは、つぎのコードに示すように、for
ループ内の配列について繰り返します。
/* Gain Block: <Root>/Gain */ { int_T i1; real_T *y0 = &rtB.Gain[0]; const real_T *p_Gain_Gain = &rtP.Gain_Gain[0]; for (i1=0; i1 < 10; i1++) { y0[i1] = rtb_foo * (p_Gain_Gain[i1]); } }
として宣言されると、rtP.Gain_Gain[]はParameters
データ構造体rtP内で宣言されます。ゲイン配列の大きさは、ループローリング閾値よりも小さくなります。生成されたコードは、つぎのコードに示すように、配列の各要素のインラインのリファレンスで構成されます。
/* Gain Block: <Root>/Gain */ rtB.Gain[0] = rtb_foo * (rtP.Gain_Gain[0]); rtB.Gain[1] = rtb_foo * (rtP.Gain_Gain[1]); rtB.Gain[2] = rtb_foo * (rtP.Gain_Gain[2]);
ループローリングに関する情報は、Target Language Compiler Reference Guideを参照してください。
Verbose Buildsオプション
このオプションが選択された場合、MATLABコマンドウィンドウに、コード生成中の進行状況を示す情報を表示します。コンパイラの出力も表示されます。
Inline Invariant Signalsオプション
不変信号は、Simulinkのシミュレーション中に変更しないブロック出力信号です。たとえば、ブロック線図の信号S3
は、不変信号です。.
上記のモデルで、Inline invariant signalsが選択されている場合、Real-time Workshopは生成コード内で不変信号S3
をインライン指定します。
不変信号は、不変定数と同じではありません(不変定数に関する情報は、Using Simulinkマニュアルを参照してください)。上記の例題で、2つの定数とゲインは、不変定数です。これらの不変定数をインライン指定するには、IInline parametersを選択します。
Local Block Outputsオプション
このオプションが選択されると、ブロック信号はグローバルに宣言されるのではなく、関数内でローカルに宣言されます(可能な場合)。
Localブロック出力オプションの使用法に関する情報は、以下を参照してください。
Force Generation of Parameter Commentsオプション
Force generation of parameter commentsオプションは、model
_prm.h
でのモデルパラメータ構造体宣言におけるコメントの生成を制御します。パラメータのコメントは、パラメータ変数名とソースブロック名を示します。
このオプションがオフ(デフォルト)のとき、パラメータコメントは、1000未満のパラメータが宣言されている場合は生成されます。これは、多くのパラメータをもつモデルに対して生成されたファイルの大きさを削減します。
このオプションがオンのとき、パラメータコメントはパラメータ数に関わらず生成されます。
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