Real-Time Workshop User's Guide

信号: ストレージ、最適化、インタフェース

Real-Time Workshopは、モデル内の信号の格納方法や生成コードでの表現方法を制御する多くのオプションを提供します。この節では、これらのオプションの利用法を説明します。

• 信号のストレージがグローバルメモリ領域で宣言されるか、あるいは関数内でローカルに(すなわち、スタック変数内で)宣言されるかを制御します。
• ローカルストレージの利用時に、スタック領域の割り当てを制御します。
• 特定の信号が、テストポイントとして宣言することによってユニークなメモリ位置に格納することを、保証します。
• Real-Time Workshopが信号を再利用可能なバッファに格納することによって、メモリ使用量を削減します。
• 生成コードで宣言された信号が、インタフェース可能(可視)か、あるいは外部作成コードかを制御します。信号が外部作成コードによって宣言された位置に格納されるように指定することもできます。
• 信号のシンボル名を信号ラベルを使って生成コード内に保存します。

つぎの節の説明では、図 3-12に示すモデルSignals_exampから生成されたコードを参照します。

図 3-12: Signals_examp モデル

チューニング可能な式

信号のストレージの概念