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Model Parameter Configurationダイアログの使用法
Model Parameter Configurationダイアログは、AdvancedページのInline parametersオプションが選択されているときにのみ利用可能です。このオプションを選択すると、Configureボタンがアクティブになります。
Configure button ボタンをクリックすると、Model Parameter Configurationダイアログがオープンします。
図 3-10: Model Parameter Configurationダイアログ
Model Parameter Configurationダイアログを使って、ワークスペース変数を選択し、それらをカレントモデルのチューニング可能なパラメータとして宣言します。ダイアログは、2つのパネルに分かれています。
チューニング可能なパラメータを宣言するには、ソースリストから1つまたは複数の変数を選択し、それらをGlobal (tunable) パラメータリストに追加し、それらのストレージクラスやその他の属性を設定します。
Source List Panel. Source list パネルは、メニューと数値ワークスペース変数のスクロールテーブルを表示します。
メニューを使って、リストに表示される変数のソースを選択することができます。選択肢は以下の通りです。
1つまたは複数の変数をソースリストから選択することによって、Add to table ボタンが利用可能になります。Add to table をクリックすると、選択した変数を Global (tunable) parameters パネルのチューニング可能なパラメータリストに追加します。この作業は、チューニング可能なパラメータを宣言するために必要なことです。
ソースリスト内で、チューニング可能なパラメータリストに追加された変数名は、イタリックで表示されます(図3-10を参照)。
Refresh list ボタンは、変数表を更新して、ワークスペースの現在の状態を反映させます。 Model Parameter Configurationダイアログがオープンしているときにワークスペース変数を定義または削除する場合は、ダイアログに戻るときにRefresh listボタンをクリックしてください。新規の変数がソースリストに追加されます。
Global (Tunable) Parameters Panel. Global (tunable) parameters パネルは、カレントのモデルでチューニング可能と宣言された変数のスクロールテーブルを表示し、それらの属性を指定します。Global (tunable) parametersパネルを使って、リストから項目を削除したり、新規のチューニング可能なパラメータを作成します。
個々の変数を選択し、テーブル内でそれらの属性を直接変更します。属性は以下の通りです。
SimulinkGlobal(Auto)
ExportedGlobal
ImportedExtern
ImportedExternPointer
定義については、「チューニング可能なパラメータのストレージクラス」を参照してください。
SimulinkGlobal(Auto)
以外の任意のストレージクラスをもつ変数に対して、生成したストレージ宣言に修飾子(const
や volatile
のような)を付け加えることができます。そのためには、リストからあらかじめ定義されている修飾子を選択するか、リストに修飾子を追加します。コードジェネレータは、ストレージタイプ修飾子の妥当性をチェックしません。コードジェネレータは、シンタックスのチェックをしないで生成コードに修飾子文字列を含めます。Removeボタンは、 Global (tunable) parameters リストから選択した変数を削除します。
Newボタンを使って、Global (tunable) parameters リストに新規のチューニング可能パラメータを作成することができます。その後で、モデル内のこれらの変数にリファレンスを付け加えることが可能です。
入力した名前がSource list内の既存のワークスペース変数名と一致する場合は、その変数はチューニング可能と宣言され、 Source listでイタリックで表示されます。
新規のチューニング可能な変数を定義するには、Newボタンをクリックします。これは、テーブルに空のエントリを作成します。それから変数名と属性を入力してApplyをクリックします。
注意 リスト内の既存の変数名を変更する場合は、実際には、新規の名前で新規のチューニング可能な変数を作成します。従来の変数は、リストから削除され、チューニング可能でなくなります(つまり、インライン化されます)。 |
チューニング可能な変数の宣言
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