Real-Time Workshop User's Guide    

チューニング可能なパラメータのストレージクラス

Real-Time Workshopは、チューニング可能なパラメータに対して4つのストレージクラスを定義します。チューニング可能なパラメータは、つぎのストレージクラスのうちの1つとして宣言しなければなりません。

ストレージクラス宣言がパラメータに対して生成されたコードにどのように影響するかを示す例として、以下に示すモデルを考えます。

ワークスペース変数Kp は、Gain1ブロックのゲインを設定します。Kpの値が5.0であると仮定します。表 3-3は、Kpがチューニング可能なパラメータとして宣言されたときの変数宣言とgainブロックに対して生成されたコードを示します。例題は、各ストレージクラスに対して示しています。

シンボル名Kpは、変数および生成コードのフィールド名に保存されます。

表 3-3: チューニング可能なパラメータストレージ宣言とコード
ストレージクラス
生成される変数宣言とコード
SimulinkGlobal(Auto)
    typedef struct Parameters_tag {
    real_T Kp;
    } Parameters;
    .
    .
    Parameters rtP = {
    5.0 
    };
    .
    .
    rtb_y = rtB.u * (rtP.Kp);
    
ExportedGlobal
    real_T Kp = 5.0;
    .
    .
    rtb_y = rtB.u * (Kp);
    
ImportedExtern
    extern real_T Kp;
    .
    .
    rtb_y = rtB.u * (Kp);
    
ImporteExternPointer
    extern real_T *Kp; 
    .
    .
    rtb_y = rtB.u * ((*Kp));
    


 チューニング可能なパラメータのストレージ Model Parameter Configurationダイアログの使用法