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External Signal & Triggeringダイアログボックス
Signal & triggeringボタンをクリックすると、External Signal & Triggeringダイアログボックスがアクティブになります。
図 5-7: External Signal & Triggeringダイアログボックスのデフォルト設定
External Signal & Triggeringダイアログボックスは、externalモードの信号のアップロードをサポートするモデル内のすべてのブロックとサブシステムの一覧を表示します。どのタイプのブロックがexternalモードで適用可能であるかに関する情報は、「Externalモードで適用可能なブロックとサブシステム」を参照してください。
External Signal & Triggeringダイアログボックスは、どの信号がターゲットシステムから収集され、externalモードで表示されるかを選択します。また、ある信号条件が満たされたときにデータのアップロードトリガとなる信号を選択し、トリガ条件を定義します。
デフォルトの操作
図 5-7 は、External Signal and Triggeringダイアログボックスのデフォルト設定を示します。External Signal and Triggeringダイアログボックスのデフォルト操作は、ターゲットプログラムのモニタリングを簡略化するために設計されています。デフォルト設定を利用する場合は、信号およびトリガを前もって設定する必要はありません。単にターゲットプログラムを起動し、Simulinkモデルと接続します。すべてのexternalモードで適用可能なブロックが選択され、トリガが設定されます。ターゲットプログラムに接続されると、直ちに信号のアップロードが開始されます。
信号の選択
モデル内のすべてのexternalモードで適用可能なブロックは、External Signal & TriggeringダイアログボックスのSignal selectionリストに表示されます。このリストを使って、表示される信号を選択します。X
は、選択された各ブロック名の左側に表示されます。
Select allチェックボックスは、すべての信号を選択します。デフォルトでは、Select allはオンです。
Select all がオフの場合、on および off ラジオボタンを使って個々の信号を選択または非選択にすることが可能です。信号を選択するには、希望するリストのエントリをクリックし、onラジオボタンをクリックします。信号を非選択にするには、希望するリストのエントリをクリックし、offラジオボタンをクリックします。あるいは、リストの信号をダブルクリックして、選択と非選択を切り替えることができます。
Triggerオプション
External Signal & Triggeringダイアログボックスの左下にある Triggerパネルは、信号データがターゲットシステムからいつ、どのように収集(アップロード)されるかを制御するオプションを含みます。オプションは、以下の通りです。
manual
またはsignal
. manual
を選択すると、externalモードはExternal Mode Control PanelのArm triggerボタンがクリックされたときにデータロギングを開始します。 signal
を選択すると、externalモードは、選択されたトリガ信号がTrigger signalパネルで指定されたトリガ条件を満たすときに、データロギングを開始します。トリガ条件が満たされると(つまり、信号が指定した方向でトリガレベルを横切るとき)、トリガイベント が生じます。トリガが設定される場合、externalモードは、トリガイベントの発生をモニタリングします。トリガイベントが生じるとき、データロギングが開始します。
manual
の場合、アップロードが直ちに開始されます。トリガモードがsignal
の場合、トリガ信号のモニタリングが直ちに開始され、アップロードはトリガイベントの発生時に開始されます。Arm when connect toが選択されていない場合、External Mode Control PanelのArm triggerボタンをクリックして、マニュアルでトリガを設定する必要があります。
normal
または one-shot
. normal
モードでは、externalモードは、各トリガイベント後に自動的にトリガを再設定します。one-shot
モードでは、externalモードは、トリガの設定時にデータの1つのバッファのみを収集します。Mode設定の効果については、「データアーカイブ」を参照してください。 トリガ信号の選択
ある1つの信号をトリガ信号として指定することができます。トリガ信号を選択するには、Trigger Sourceメニューからsignal
を選択します。これはTrigger signalパネル(図 5-8を参照)をアクティブにします。それから、Signal selectionリストの希望するエントリをクリックし、Trigger signalボタンをクリックします。
信号がトリガとして選択されたとき、T
が、Signal selection リストのブロック名の左側に表示されます。図 5-8でPilot G force Scope
信号はトリガです。Pilot G force Scope
は、ブロック名の左側のX
によって示されるように、表示用に選択されます。
図 5-8: トリガが選択されたSignals & Triggeringウィンドウ
トリガ信号を選択した後で、Trigger signalパネルでトリガ条件を定義し、Triggerパネルの右側のPort および Elementフィールドを設定することができます。
トリガ条件の設定
注意
Trigger signalパネルおよび External Signal & Trigger ダイアログボックスのPort and Elementフィールドは、Trigger sourceがsignal に設定されているときにのみ利用可能です。
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デフォルトでは、指定したトリガブロックの第一入力端子の任意の要素は、トリガを設定します(すなわちPort 1、任意の要素)。Triggerパネルの右側のPort および Element フィールドを調整することによって、この挙動を変更できます。Portフィールドには、数値またはキーワードlast
が入力されます。Elementフィールドには、数値またはキーワードany
および last
が入力されます。
Trigger Signalパネルは、トリガイベントが生じる条件を定義します。条件は、以下の通りです。
rising
, falling
, either
. これは、信号が閾値をクロスするときの方向を指定します。デフォルトはrising
です。normal
モードにのみ適用されます。ベースレートステップで表わされ、Hold-offはあるトリガイベントの終了時とそのトリガの再起動時との間の時間です。![]() | Target Interfaceダイアログボックス | データアーカイブ | ![]() |