Real-Time Workshop User's Guide | ![]() ![]() |
システム構成
つぎのハードウェアとソフトウェアの仕様を満たす限り、様々なシステム構成でReal-Time Workshopを使うことができます。
要求されるハードウェアの仕様
リアルタイムプログラムの開発や実行に要求されるハードウェアは、つぎのものです。
ビルドされると、Simulinkとは独立なスタンドアロンプログラムとしてターゲットハードウェア上で実行できます。
要求されるソフトウェアの仕様
dos4gw.exe
は、DOSターゲットPCの検索パス上になければなりません。他のコンパイラを使ってユーザが書いたコードと生成コード(model
.c
, model
.h
等)をコンパイルできます。しかし、16ビットコンパイラの使用は、どのアプリケーションに対しても推奨できません。
Watcom Compilerに関する注意
本マニュアルの作成時点では、Watcom C compilerは開発元で製造中止になっています。Real-Time Workshopは、現時点ではWatcom関連のターゲット構成の出荷を継続しています。しかし、これは、将来変更される可能性があります。
デバイスドライバ
アプリケーションがターゲット上のI/Oデバイスへアクセスする必要がある場合は、リアルタイムプログラムは、I/Oボードとの通信を扱うデバイスドライバコードを含まなければなりません。Real-Time Workshop DOS ランタイムインタフェースは、Keithley Metrabyte DAS-1600/1400 Series I/Oボード用のデバイスドライバのソースコードを含みます。これらのブロックの使用法は「デバイスドライバブロック」を参照してください。
Simulinkホスト
開発ホストは、Simulinkを実行するためにWindows 95, Windows 98, Windows NTが必要です。しかし、生成コードからビルドされる実行ファイルは、Windowsアプリケーションではないので、リアルタイムターゲットでは、DOSのみが必要です。リアルタイムターゲットは、"DOS box" (Windows 95/98/NT上のDOSウィンドウ)では実行できません。.
リアルタイム実行中にDOS環境下でホストPCをリブートすることが可能ですが、Simulinkのブロック線図への変更に対しては、Windows 95/NT環境下でコンピュータがリブートされる必要があります。コンピュータのリブートの繰り返しは不便なので、DOSのみを走らせる2台目のPCをリアルタイムターゲットとして推奨します。
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