Control System Toolbox関数リファレンス    
totaldelay

LTIモデルの全体のI/O遅れを出力

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td = totaldelay(sys) は、LTIモデルsysの全体のI/O遅れを出力します。行列tdは、 InputDelayOutputDelayioDelayプロパティから求めたものを結合したものです(これらのプロパティに関する詳細は、setの説明を参照するか、ltipropsとコマンドラインからタイプインしてください)。

むだ時間(遅れ)は、連続時間モデルに対して秒を示し、離散時間モデルに対して、サンプル間隔の整数倍になります。むだ時間を秒で得るためには、tdをサンプル時間sys.Tsに乗算します。

例題

結果の入出力関係は、つぎのようになります。

これは、元のモデルsysに3.5秒のI/O遅れを割り当てることと等価です。

参考
delay2z     むだ時間をもつ離散時間LTIモデルの伝達関数を有理関数に変換、または、FRD遅れを周波数応答の位相情報に吸収

hasdelay    LTIモデルに対するむだ時間のチェック


 tfdata zero