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X = lyap(A,Q) X = lyap(A,B,C)
詳細
lyap
は、特殊、および一般形式のLyapunov行列方程式を解きます。Lyapunov方程式は、安定性理論およびシステムのRMS挙動の研究など多くの制御分野で使われています。
を解きます。ここで、と
は、同じ大きさの正方行列です。
が対称行列の場合、解
X
も対称行列になります。
は、一般化したLyapunov方程式(Sylveste方程式とも呼ばれる)X = lyap(A,B,C)
行列は、お互いの次元に整合性が必要ですが、正方行列である必要はありません。
アルゴリズム
lyap
は、、
行列を複素Schur型に変換し、結果の三角システムの解を計算し、この解を逆変換により戻します[1]。
制限
連続系Lyapunov方程式は、の固有値
および
の固有値
が、すべての
(i,j)
の組に対して、αi+βj
が0でない場合、(一意的な)解をもちます。この条件に反すると、
lyap
は、つぎのエラーメッセージを表示します。
Solution does not exist or is not unique.
参考
covar
白色ノイズに対するシステム応答の共分散
dlyap
離散系Lyapunov方程式の解法ソルバ
参考文献
[1] Bartels, R.H. and G.W. Stewart, "Solution of the Matrix Equation AX + XB = C," Comm. of the ACM, Vol. 15, No. 9, 1972.
[2] Bryson, A.E. and Y.C. Ho, Applied Optimal Control, Hemisphere Publishing, 1975. pp. 328-338.
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