可視化手法    

軸の縦横比について

axesは、各軸のスケーリングと範囲を設定することによってグラフィックスオブジェクトを形づくります。MATLABは、プロットされるデータのサイズ、または、値を基に、軸のスケールを自動的に決定します。それで、表示については、使用可能な空間に適するように軸を描画します。縦横比プロパティは、MATLABがグラフ作成に必要なスケーリング方法をコントロールします。

この節では、MATLABのデフォルトの挙動とグラフをカスタマイズする方法について説明します。

Stretch-to-Fill

デフォルトでは、MATLABがプロットのために作成する軸のサイズは、figureウィンドウの大きさに正規化されます(ただし、境界のために若干小さくなっています)。figureのサイズを変更する場合、軸のサイズと縦横比も比例して変化します。これによって、軸は常にウィンドウ内の利用できる空間をいっぱいにすることができます。MATLABは、また、x 軸、y 軸、z 軸の範囲を各方向で分解能が最大となり、利用できる空間が最適化されるように設定します。

このstretch-to-fill挙動は、一般に望ましいことですが、特定の結果を得るために、この手法を使いたくない場合があります。たとえば、イメージはfigureウィンドウの縦横比にかかわらず、正しい割合で表示する必要があります。あるいは、グラフを印刷ページで特定のサイズに固定したい場合もあります。


 投影法のタイプとカメラの位置 軸のスケーリング