可視化手法    

patchを使った3次元モデルの作成


patchオブジェクトの紹介

patchグラフィックスオブジェクトは、結合された1つ以上の多角形、または結合されない1つ以上の多角形から構成されます。patchは、航空機や自動車などの実世界のオブジェクトのモデル化や任意の形状の2次元または3次元多角形の描画に役立ちます。これとは対照的に、surfaceオブジェクトは、四辺形の長方形グリッドで、数学関数の値や長方形平面のデータのコンター、球面のようなパラメータ化した曲面などの平面的な地形を表示するのに適しています。

patchオブジェクトを作成するMATLAB関数には、fill, fill3, isosurface, isocaps と数種類の contour 関数と patch があります。この節では、patch 関数の使い方を中心に説明します。

patchの定義

patchは、その頂点の座標とカラーデータの形式を指定することによって定義します。patchは、幾何学的形状に重ねてデータを視覚化するのに便利な種々のカラーリングのオプションをサポートしています。

patchの指定方法には、つぎの2つがあります。

複数の面をもつpatchの場合、一般にpatchを定義するために多くのデータを必要としないことから、2番目の方法が好まれます。これは、複数の面で共有される頂点は一度だけ定義すればよいからです。本章では両方の方法についての例を示します。


 例題:Alphamapの変更  関数patchの挙動