MATLAB Function Reference    
newplot

グラフィックスオブジェクトの描画位置の決定

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newplot は、続くグラフィックスコマンドに対して、FigureやAxesオブジェクトを準備します。

h = newplot は、続くグラフィックスコマンドに対して、FigureやAxesオブジェクトを準備し、カレントのAxesのハンドル番号を出力します。

注意

高水準グラフィックス M-ファイルの最初に、newplot を使うことで、グラフィックス出力のターゲットとなる Figure や Axes を決定します。newplotを実行することで、カレントのFigureとカレントのAxesを変更することができます。基本的には、既存のFigureやAxes内にグラフィックスを描画するときには、3種類のオプションがあります。

FigureとAxesのNextPlotプロパティは、nextplotの挙動を指定します。つぎの2つの表に、プロパティ値と共にそれらの挙動を説明します。

最初に、newplotは、カレントのFigureのNextPlotプロパティを読み込み、つぎのように実行します。

NextPlot
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add
既存のグラフィックスオブジェクトを消去せずに、カレントのFigureに描画します。
replacechildren
HandleVisibility プロパティがonに設定されているすべての子オブジェクトを削除し、FigureのNextPlotプロパティをaddにリセットします。コマンドclfのように、カレントのFigureオブジェクトを消去します。
replace
すべての子オブジェクトを(HandleVisibilityプロパティの設定に拘わらず)削除し、つぎの例外を除いて、Figureのプロパティをデフォルトにリセットします。

NextPlot は、ユーザ定義に拘わらず、addにリセットされます(デフォルト)。

これは、カレントのFigureを消去してリセットし、コマンドclf resetを実行することと等価です。

newplot は、どのFigureに描画するかを決めてから、カレントのAxesのNextPlotプロパティを読み込み、つぎのように実行します。

NextPlot
詳細
add
既存のグラフィックスオブジェクトを保持しながら、カレントのAxesに描画します。
replacechildren
HandleVisibilityプロパティが onに設定されているすべての子オブジェクトを削除しますが、Axesのプロパティはリセットしません。これは、claコマンドのようにカレントのAxesを消去しません。
replace
すべての子オブジェクトを(HandleVisibilityプロパティの設定に拘わらず)削除し、PositionUnits以外のAxesプロパティをデフォルトにリセットします。これは、cla reset コマンドのようにカレントのAxesを消去し、リセットします。

参考

axes, cla, clf, figure, hold, ishold, reset

figure と d axes グラフィックオブジェクトのNextPlot プロパティ


 ndims nextpow2