MATLAB Function Reference    
imagesc

データをスケーリングし、イメージオブジェクトを表示します。

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詳細

関数imagesc は、カレントのカラーマップの全領域にイメージデータをスケールし、イメージを表示します(つぎのページの図を参照)。

imagesc(C) は、C をイメージとして表示します。C の各要素は、イメージ内の長方形領域に対応します。C の要素の値は、各パッチのカラーを決定するカレントのカラーマップの中のインデックスです。

imagesc(x,y,C) は、C をイメージとして表示し、ベクトルx y により、x 軸と y軸の範囲を指定します。

imagesc(...,clims) は、clims で指定された範囲にC の値を正規化し、C をイメージとして表示します。climsは、C のデータ値の範囲を制限する2要素のベクトルです。これらの値は、カレントのカラーマップの値の全領域に写像します。

h = imagesc(...) は、image グラフィックスオブジェクトに対するハンドル番号を出力します。

注意

x y は、C の要素に影響を与えません。Axesの注釈のみに影響を与えます。length(x) > 2 、または、length(y) > 2 の場合、imagesc は、それぞれのベクトルの最初と最後の要素以外を無視します。

アルゴリズム

imagesc は、CDataMappingscaledに設定されたイメージを作成し、AxesのCLim プロパティを clims の中に渡される値に設定します。

例題

カレントのカラーマップのサイズが、81 行 3 列の場合、つぎのようになります。

左側のイメージは、つぎのステートメントにより、gray のカラーマップに写像されます。

右側のイメージは、つぎのステートメントにより、データ値の10 から60 の値を、gray のカラーマップ全体にスケーリングした値を表示します。

参考

image, colorbar


 Image Properties imfinfo