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diff

差分と近似導関数

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詳細

Y = diff(X) は、Xの隣接する要素間の差分を計算します。

Xがベクトルの場合、diff(X)の結果は隣接する要素間の差からなるベクトルで、Xよりも要素数が1つ少なくなります。

Xが行列の場合、diff(X)は列毎に差分を計算します。

一般に、diff(X)は、最初に 1 でない次元(size(X,dim) > 1)について、計算された差分を出力します。

Y = diff(X,n) は、diff n回繰り返し適用し、n階差分を出力します。つまり、diff(X,2)は 、diff(diff(X)) と同じです。

Y = diff(X,n,dim) は、n階差分を、スカラdim で指定された次元に対して計算します。次数nが、次元 dim の長さ以上のときは、diff は、空配列を出力します。

注意

diff を繰り返し適用することで、次元dim の長さは減少するので、十分に高い次数n を指定すると、 dim は 1次元(size(X,dim) = 1)になります。このような場合、 diffはつぎに 1 でない次元に対して計算を続けます

例題

diff(y)./diff(x)は近似導関数です。

Given,

diff(A) は、次元2に対する1階差分を計算します。

diff(A,3,4) は、次元4に対する 3階差分です。

参考

gradient, prod, sum


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