MATLAB Function Reference    
ddereq

アプリケーションからのデータの要求

表示

詳細

ddereqは、確立された DDE会話によって、サーバアプリケーションからデータを要求します。ddereqは、要求されたデータを含む行列を、あるいは関数の実行が失敗すれば空行列を出力します。

引数リストの途中のオプション引数を省略するためには、省略する引数に対して空行列を代入しなければなりません。

引数
data
要求されたデータを含む行列。関数の実行が失敗すると、空行列。
channel
ddeinit からの会話チャンネル
item
要求されたデータに対するサーバアプリケーションのDDE アイテム名を指定する文字列。
format (optional)
要求されたデータの書式を指定する2要素配列。最初の要素は、使用する Windowsクリップボードの書式を指定します。現在サポートしている書式は cf_text のみで、値 1に相当します。2番目の要素は、結果の行列のタイプを指定します。有効なタイプは、numeric (デフォルトで、値 0 に相当)と string (値 1 に相当)です。デフォルトの書式配列は、[1 0] です。
timeout (optional)
この操作の制限時間を指定するスカラ。timeout は、1000分の1秒単位(ミリ秒)で指定します。timeout のデフォルトは 3秒です。

例題

Excel のスプレッドシート stocks.xls があると仮定します。このスプレッドシートには、3行目(1列目から3列目)に 3種類の株価が、6行目から 8行目(2列目)にこれらの株数が記入されています。つぎのコマンドを使って、Excelとの会話を初期化します。

DDE関数は、Excelワークシートの参照スタイルrxcyが必要です。Excelでは、株価はr3c1:r3c3 に、株数は r6c2:r8c2に記入されています。

Excel から株価を要求します。

株数を要求します。

参考

ddeadv, ddeexec, ddeinit, ddepoke, ddeterm, ddeunadv


 ddepoke ddeterm