cumtrapz (MATLAB Function Reference)

累積台形数値積分

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Z = cumtrapz(Y) 
Z = cumtrapz(X,Y) 
Z = cumtrapz(... dim)

詳細

Z = cumtrapz(Y) は、単位間隔での台形積分を使って、Y の累積積分の近似を計算します(これは台形近似が使われる点を除けば、cumsum(Y) と似ています)。単位間隔でない積分を計算するためには、間隔の増分をZ に掛けてください。

ベクトルに対して、cumtrapz(Y) は、Y の累積積分です。

行列に対して、cumtrapz(Y) は、各列での累積積分を要素にもつ行ベクトルです。

多次元配列に対して、cumtrapz(Y) は、最初に 1 でない次元について機能します。

Z = cumtrapz(X,Y) は、台形積分を使って、X に対する Y の累積積分を計算します。X と Y は同じ長さのベクトル、または、Xは列ベクトルで、Y は配列でなければなりません。

X が列ベクトルで、 Y が最初に 1 でない次元が length(X) の配列の場合、cumtrapz(X,Y) は、この次元で演算を行います。

Z = cumtrapz(... dim) は、スカラ dim で指定された Y の次元で積分を行います。X の長さは size(Y,dim) と同じでなければなりません。

例題

例題：Y = [0 1 2; 3 4 5]の場合、つぎのようになります。

cumtrapz(Y,1)
ans =
          0    1.0000    2.0000
    1.5000    2.5000    3.5000

また、つぎのようになります。

cumtrapz(Y,2)
ans =
          0    0.5000    2.0000
    3.0000    3.5000    8.0000

参考

cumsum curl