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options = bvpset('name1',value1,'name2',value2,...) options = bvpset(oldopts'name1',value1,...) options = bvpset(oldopts,newopts) bvpset
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options = bvpset('name1',value1,'name2',value2,...)
は、指定した名前に指定した値を設定した構造体options
を作成します。指定していないプロパティは、デフォルト値になります。指定するプロパティ名は、プロパティをユニークに識別することのできるもので十分で、名前すべてを設定する必要はありません。また、プロパティ名に関しては、大文字、小文字の区別を行います。
options = bvpset(oldopts,'name1',value1,...)
は、既に存在しているオプション構造体 oldopts
を変更します。
options = bvpset(oldopts,newopts)
は、既に存在しているオプション構造体 oldopts
と新しいオプション構造体newopts
を組み合わせます。古いプロパティに対応するものが新しいプロパティに設定されていると、書き換えます。
bvpset
は、入力引数なしの場合、すべてのプロパティ名と設定可能な値が表示されます。
BVP プロパティ
RelTol
- 残差 [ 正のスカラ {1e-3
} ] に関する相対トレランス
このスカラは、残差ベクトルのすべての要素に適用され、デフォルトは、1e-3
(0.1% 精度)です。計算された解 は、
の厳密な解です。メッシュの各サブ区間で、残差
は、つぎの関係を満足します。
AbsTol
- 残差 [ 正のスカラ {1e-6
} ] に関する絶対トレランス
スカラトレランスは、残差ベクトルのすべての要素に適用されます。トレランスベクトルの各要素は、残差ベクトルの対応する要素に適用されます。AbsTol
のデフォルトは、1e-6です。
FJacobian
- ODEFUN
[ 関数 ]の解析的偏微係数
たとえば、を解くときに、
DFDY = FJAC(X,Y)
が、に関する
のヤコビアンを計算する場合、このプロパティを
@FJAC
に設定します。問題に、未知パラメータ が含まれている場合、
[DFDY,DFDP] = FJAC(X,Y,P)
は、に関する
の偏微係数も出力する必要があります。
BCJacobian
- BCFUN
[ 関数 ] の解析的な偏微係数
たとえば、境界条件 に対して、[
DBCDYA,DBCDYB] = BCJAC(YA,YB)
が、 と
に関する
の偏微係数を計算する場合、このプロパティを
@BCJAC
に設定します。問題が未知パラメータ を含む場合、
[DBCDYA,DBCDYB,DBCDP] = BCJAC(YA,YB,P)
は、に関する
の偏微係数も出力する必要があります。
Nmax
- 使用可能なメッシュ点の最大数 [ 正 整数 {floor(1000/n)}
]
Stats
- 計算したコスト統計量の表示 [ on
| {off
} ]
参考
@
(function_handle
), bvp4c
, bvpget
, bvpinit
, bvpval
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