外部インタフェース/API    

MATLABでのJavaクラス名の簡略化

MATLABコマンドは、パッケージ名を含む修飾子付きの名前によって、Javaクラス名を参照できます。たとえば、以下は修飾子付きの名前です。

修飾子付きの名前は、コンストラクタのように、コマンドや関数を形成していて長いので、編集や読み込みがしにくい場合があります。修飾子付きの名前をMATLABに最初にimportする場合は、(パッケージ名なしで)クラス名のみによってクラスを参照できます。

importコマンドは、次の形式です。

MATLABは、import list と呼ばれるリストにimportするすべてのクラスを追加します。引数なしでimportとタイプすることによって、どのクラスがリストにあるかがわかります。コードは、クラス名のみでリスト上のすべてのクラスを参照できます。

関数から呼ばれたときは、importは指定したクラスを実際にその関数用のインポートリストに追加します。コマンドプロンプトで呼ばれたときは、importはMATLAB環境に対するベースのインポートリストを利用します。

たとえば、つぎのステートメントを含む関数を考えます。

上記のimportステートメントに続くコードは、パッケージ名を使わずにString, Frame, Enumerationクラスを参照できます。

インポートされたJavaクラスのリストをclearするには、つぎのコマンドを実行します。


 Javaクラス定義をMATLABにロードする Javaオブジェクトの作成と利用