外部インタフェース/API    

MATLABをクライアントとして使う

MATLABがクライアントのアプリケーションとして動作するためには、通信を作成し保持するためにMATLAB DDEクライアント関数を使うことができます。

下図に、MATLABがクライアントとしてサーバアプリケーションとどのように通信を行うかを示します。

MATLABのDDEクライアントモジュールは、関数を含みます。以下の表に、MATLABをクライアントとして使用できる関数を示します。

関数
説明
ddeadv
MATLABとDDEサーバアプリケーション間でadvisoryリンクを設定します。
ddeexec
DDEサーバアプリケーションに実行文字列を送ります。
ddeinit
MATLABと他のアプリケーション間でDDE通信を開始します。
ddepoke
MATLABからDDEサーバアプリケーションにデータを送ります。
ddereq
DDEサーバアプリケーションからデータを要求します。
ddeterm
MATLABとサーバアプリケーション間のDDE通信を終了します。
ddeunadv
MATLABとDDEサーバアプリケーション間のadvisoryリンクを開放します。

サーバのアプリケーションがMicrosoft Excelならば、System のトピックまたはファイル名であるトピックを指定できます。後者を指定する場合、ファイル名は.XLSまたは.XLCで終わり、必要ならば絶対パスを含みます。Microsoft Excelのアイテムはセルの参照で、個々のセルまたはセルの領域を参照できます。

Microsoft Word for Windowsのトピックは、System.DOCまたは.DOTで終わるファイル名のファイルに保存されるドキュメント名です。Word for Windowsのアイテムは、トピックで指定されるドキュメントのブックマークです。

つぎの例は、Microsoft ExcelとのDDE通信を作り、Excelに20行20列の行列のデータを送るM-ファイルです。


 例: Visual BasicとMATLAB DDE Serverを使って DDE Advisoryリンク