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ddeadv

MATLABとDDEサーバアプリケーション間のアドバイザリリンクの設定

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引数
rc
   リターンコード: 0はファンクションコールの失敗、1は成功を示します。

channel
   通信に割り当てられるチャンネル、ddeinitにより出力されます。

item
   アドバイザリリンクに対するDDEアイテムの名前を指定する文字列。サーバでitemによって識別されるデータを変更するとアドバイザリリンクをトリガします。

callback
   アップデート通知で評価されるコールバックを指定する文字列。サーバでitemを変更するとcallbackは評価のために関数evalへ文字列を渡す働きをします。

upmtx
   (オプション)アップデート通知で送られたデータを保持する行列の名前を指定する文字列。upmtxが含まれている場合、サーバでitemを変更するとupmtxは修正データで更新させます。

アップデート行列を指定することでホットリンク を作成します。upmtxを省略したり、空文字列として指定することで、ウォームリンク を作成します。ワークスペースにupmtxが存在すると、その内容は上書きされます。upmtxが存在しなければ作成されます。

format
   (オプション)アップデートで送られるデータの書式を指定する2要素配列。

最初の要素は、データに対して使用するWindowsのクリップボード書式を指定します。MATLABはText書式のみをサポートし、これは値1に相当します。2番目の要素は、結果の行列のタイプを指定します。有効なタイプは、NUMERIC(デフォルトで値0に相当します)とSTRING(値1に相当します)です。

デフォルトの書式配列は [1 0].です。

timeout
   (オプション) この操作の制限時間を指定するスカラの数値。timeoutは、1000分の1秒単位(1000 ミリ秒 = 1 秒)で指定します。

アドバイザリリンクがtimeoutミリ秒内で確立しなければ、関数は動作しません。timeoutのデフォルトは3秒です。

詳細

ddeadvは、MATLABとサーバアプリケーション間にアドバイザリリンクを設定します。

引数itemで識別されるデータが変わると、引数callbackで指定される文字列は関数evalに渡されて評価されます。アドバイザリリンクがホットリンクであれば、DDEはitem内のデータを反映するためにアップデート行列upmtxを修正します。

itemがデータ値の範囲に相当する場合、範囲内での値の変更により、コールバックが評価されます。

例題


  DDE Function ddeexec