外部インタフェース/API | ![]() ![]() |
つぎの節では、ユーザアプリケーションの作成のためのその他の情報の見つけ方を説明します。
この節では、UNIXシステムにおいて、MATLAB APIに関連するファイルの構成と目的を説明します。
つぎの図は、MATLAB APIファイルが存在するディレクトリを示しています。図中で、<matlab>
は、システム上でMATLABがインストールされている最上位ディレクトリを示します。
<matlab>/bin
<matlab>/bin
ディレクトリは、MATLAB APIに関連する2つのファイルを含んでいます。
mex
mex
に関する詳細は、「MEX-ファイルの紹介」を参照してください。matlab
このディレクトリは、mex
スクリプトが特定のコンパイラで用いるあらかじめ設定されたオプションファイルも含んでいます。つぎの表は、オプションファイルの一覧です。
<matlab>/extern/lib/$ARCH
<matlab>/extern/lib/
$ARCH
ディレクトリは、ライブラリを含みます。$ARCH
は、特定のUNIXプラットフォームを指定します。UNIXプラットフォームの中には、このディレクトリは2つのバージョンのライブラリを含むものがあります。.a
で終わるライブラリのファイル名はスタティックライブラリで、.so
または.sl
で終わるファイル名は共有ライブラリです。
<matlab>/extern/include
<matlab>/extern/include
ディレクトリは、MATLABとのインタフェースを行うCおよびC++アプリケーションの開発用のヘッダファイルを含んでいます。
MATLAB APIに関連するヘッダファイルは、つぎの通りです。
engine.h
mat.h
mat
ルーチン用の関数のプロトタイプを含みます。matrix.h
mxArray
構造体の定義と行列アクセスルーチンの関数プロトタイプを含むヘッダファイルです。mex.h
mex
ルーチンの関数プロトタイプを含みます。 <matlab>/extern/src
<matlab>/extern/src
ディレクトリは、引数チェックやバージョン設定のようなMEX-ファイルのサポートに必要なCのソースファイルを含みます。
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