外部インタフェース/API    

ファイルとディレクトリ - Windowsシステム

この節では、Microsoft Windowsシステムにおいて、MATLAB APIに関連するファイルの構成と目的を説明します。

つぎの図は、MATLAB APIファイルが存在するディレクトリを示しています。図中で、<matlab>は、システム上でMATLABがインストールされている最上位ディレクトリを示します。

<matlab>\bin\win32

<matlab>\bin\win32ディレクトリは、CおよびFortranファイルからMEX-ファイルをビルドするmex.batバッチファイルを含みます。また、このディレクトリは、mex.batが用いるPerlスクリプトmex.plも含みます。

<matlab>\bin\win32\mexopts

<matlab>\bin\win32\mexopts ディレクトリは、mexスクリプトが特定のコンパイラで利用するあらかじめ設定されたオプションファイルを含みます。オプションファイルの一覧は、「オプションファイル」を参照してください。

<matlab>\extern\include

<matlab>\extern\includeディレクトリは、MATLABとのインタフェースを行うCおよびC++アプリケーションの開発用のヘッダファイルを含んでいます。

MATLAB API (MEX-ファイル、エンジン、MAT-ファイル)に関連するヘッダファイルは、つぎの通りです。

engine.h
MATLABエンジンプログラム用ヘッダファイルで、エンジンルーチンに対する関数のプロトタイプを含みます。
mat.h
MAT-ファイルへのアクセスプログラム用ヘッダファイルで、matルーチン用の関数のプロトタイプを含みます。
matrix.h
mxArray構造体の定義と行列アクセスルーチンの関数プロトタイプを含むヘッダファイルです。
mex.h
MEX-ファイルの作成用ヘッダファイルで、mexルーチンの関数プロトタイプを含みます。
_*.def
Borland compilerで用いられるファイルです。
*.def
MSVCおよびMicrosoft Fortranコンパイラで用いられるファイルです。
mexversion.rc
MEX-ファイルにバージョン設定情報を挿入するリソースファイルです。.

<matlab>\extern\src

<matlab>\extern\srcディレクトリは、MEX-ファイルのデバッグに用いるファイルを含みます。


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