Mathematics    

有限差分

MATLABは、有限差分計算に3つの関数を用意しています。

関数
詳細
diff
ベクトルの隣の要素との差
ベクトルの数値偏微分
gradient
数値偏微分行列
del2
行列の離散ラプラシアン

関数diffは、数値ベクトルの中の隣り合った要素間の差を計算します。すなわち、 [X(2)-X(1) X(3)-X(2) ... X(n)-X(n-1)]です。あるベクトルAに対して、

1階微分を計算する以外に、diffはベクトルのある特性を決めるのにも役に立ちます。例えば、ベクトルが単調増加または単調減少か、またはベクトルが等間隔に分けられた要素をもっているかどうかを決めるのにdiffを使うことができます。例えば、ベクトルxを与え、

diff(x)==0
同じ値を繰り返しているかのチェック
all(diff(x)>0)
単調性であるかチェック
all(diff(diff(x))==0)
ベクトル要素すべてが等間隔であるかどうかのチェック


 共分散係数と相関係数 データの前処理