Mathematics    

1次元内挿

MATLABでは、2種類の1次元内挿法を用意しています。

多項式内挿

関数interp1は、データ解析やカーブフィッテングに重要な演算である1次元内挿を行ないます。この関数は、与えられたデータに対して、データ間を多項式で近似し、希望する内挿点で適切な関数を推定します。この最も一般的な型は

yは、ある関数値を含むベクトルで、 xは、yの値が与えられる点を含むyと同じ長さのベクトルです。 xiは、内挿される点を含むベクトルです。methodは、内挿法を設定するオプションの文字列です。

xiの任意の要素が、xで張られる区間の外に位置する場合、設定した内挿法は、外挿を実行するものとして使われます。また、yi = interp1(x,Y,xi,method,extrapval) は、外挿された値をextrapvalで置き換えます。NaN が、extrapvalに対して、しばしば使われます。

すべての方法は、一様分布していないデータに対しても機能します。

スピード、メモリ、スムージング

内挿法を選択すると、他の処理より計算時間とスペースが必要になることは覚えておいてください。また、これらの必要な事柄と結果の求まるスムージング状態との間でトレードオフを行なうことが必要です。

各々の方法の相対的な性能は、2次元または多次元の内挿に対してさえも同じ結果になります。内挿法のグラフィカルな比較は、 "内挿法の比較"を参照してください。

FFTベースの内挿

関数interpftは、FFTをベースにした1次元の内挿を行ないます。この方法は、周期的な関数の値を含むベクトルのFourier変換を計算します。それで、より多くの点を使って、逆Fourier変換を計算します。この書式は、

です。xは、等間隔にサンプルされた周期的な関数値を含むベクトルです。nは、出力する等間隔な点の数です。


 内挿関数のまとめ 2次元内挿