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強度イメージ

強度イメージは、データ行列Iで、その値はある範囲内の強度を表わしています。MATLABは強度イメージを単一行列としてストアし、行列の各要素が一つのイメージピクセルに対応します。行列は、クラスdoubleuint8uint16のいずれでも構いません。強度イメージは、カラーマップと共にセーブすることはありませんが、MATLABはデータを表示するためにカラーマップを使います。本質的に、MATLABは、強度イメージをインデックス付きイメージとして取り扱います。

つぎのFigureは、クラスdoubleの強度イメージを示しています。

強度イメージを表示するため、関数imagescを使い、そのとき、強度値の範囲を設定することもできます。imagescは、イメージデータをカラーマップ全体を使うようにスケーリングします。imagescが2つの引数をもった型で使って、強度イメージを表示することができます。たとえば、

2番目の入力引数は、希望する強度の範囲を設定します。関数imagescは、範囲の中の最初の値(通常、0)を最初のカラーマップの要素にマッピングし、2番目の値(通常、1)を最後のカラーマップの要素にマッピングします。これらの間の値は、残りのカラーマップのカラーに線形にマッピングされます。

通常、グレースケールカラーマップを使って、強度イメージを表示しますが、他のカラーマップを使うこともできます。たとえば、つぎのステートメントは、青と緑で作られたカラーマップで強度イメージを表示します。

任意の範囲をもつ行列を強度イメージとして表示するには、imagescを1つの入力引数と共に使います。この場合、imagescは、データ行列の最小値を最初のカラーマップ要素に、最大値を最後のカラーマップ値にマッピングします。たとえば、つぎの二つのラインは、同じものになります。


 インデックス付きイメージ RGB (トゥルーカラー)イメージ