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RGB (トゥルーカラー)イメージ

RGBイメージは、しばしば、トゥルーカライメージと言われ、MATLABに各ピクセルの赤、緑、青成分を定義するm x n x 3のデータ配列yとしてストアされます。RGBイメージは、パレットを使いません。各ピクセルのカラーは、ピクセルの位置に対応する各カラーパネルにストアされている赤、緑、青の強度の組み合わせで決まります。グラフィックファイルフォーマットは、24-ビットイメージとしてRGBイメージをストアします。すなわち、赤、緑、青のそれぞれの成分は8-ビットずつになります。この方法では、160000000色を表わす可能性をもっています。実世界のイメージの精度をカバーすることができ、このために"トゥルーカラーイメージ"と言われます。

RGB MATLAB配列は、クラスdoubleuint8uint16のいずれかを使います。クラスdoubleの中のRGB配列において、各カラー要素は、01の範囲の値です。ピクセルのカラー要素は、(0,0,0)が黒を表わし、(1,1,1)は白を表わします。各ピクセルに対して3つのカラー成分が、データ配列の3番目の次元に沿ってストアされます。たとえば、ピクセル(10,5)の赤、緑、青のカラー成分は、それぞれ、RGB(10,5,1)RGB(10,5,2)RGB(10,5,3)にストアされます。

トゥルーイメージRGBを表示するため、関数imageを使います。たとえば、

MATLABが、トゥルーカラーイメージ表示をサポートしていないコンピュータ上で実行されると、MATLABはイメージに近似したものを表示するため、カラー近似とデザイアリングを使います。より詳しい情報については、インデックス付きカラーシステムでのトゥルーカラーのデザイアリングを参照してください。

つぎのFigureは、クラスdoubleのRGBイメージを示しています。

(2,3)でピクセルのカラーを決めるため、(2,3,1:3)にストアされているRGBの3要素を調べます。(2,3,1)0.5176で、(2,3,2)0.1608(2,3,3)0.0627です。(2,3)でのピクセルのカラーは、つぎのようになります。


 強度イメージ  8-ビット、16-ビットイメージ処理