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軸の範囲と目盛り
MATLABは、プロットされるデータの範囲に基づいて軸範囲を選択します。しかし、コマンドaxis
を使用して、範囲を設定することができます。4つの要素からなるベクトルで定義する新しい範囲をもつaxis
を呼び出します。
axis([xmin,xmax,ymin,ymax])
最小値は、最大値より小さくなければならないことに注意してください。
半自動範囲
MATLABで、軸の範囲の一方は自動スケーリングを行い、他方は別の軸の範囲をマニュアルで設定したい場合、自動スケーリングする軸に対してMATLAB変数Inf
または-Inf
を使用してください。たとえば、このグラフは、デフォルトのスケーリングを使っています。
つぎのグラフと比べてください。これは、x-軸の範囲を、大きいほうを設定し、小さいほうはオートスケーリングを使っています。
axis([-Inf 5 2 2.5])
軸の目盛り
MATLABは、データ範囲に基づいて目盛りの位置を選択し、(線形グラフに対して)等間隔の目盛りを生成します。 AxesのXTick
およびYTick
プロパティを設定することによって、デフォルトと異なる目盛りを設定することができます。目盛りは値が増加するベクトルとして定義します。値と値の間は等間隔にする必要はありません。たとえば、前の例において、つぎのように、グラフにy軸の目盛りを設定すると、
set(gca,'ytick',[2 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5])
軸の範囲外の目盛りを設定すると、MATLABは、それらを表示しません(すなわち、目盛りを設定しても軸の範囲は変更できません)。
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