Graphics    

軸の範囲と目盛り

MATLABは、プロットされるデータの範囲に基づいて軸範囲を選択します。しかし、コマンドaxisを使用して、範囲を設定することができます。4つの要素からなるベクトルで定義する新しい範囲をもつaxis を呼び出します。

最小値は、最大値より小さくなければならないことに注意してください。

半自動範囲

MATLABで、軸の範囲の一方は自動スケーリングを行い、他方は別の軸の範囲をマニュアルで設定したい場合、自動スケーリングする軸に対してMATLAB変数Infまたは-Infを使用してください。たとえば、このグラフは、デフォルトのスケーリングを使っています。

つぎのグラフと比べてください。これは、x-軸の範囲を、大きいほうを設定し、小さいほうはオートスケーリングを使っています。

軸の目盛り

MATLABは、データ範囲に基づいて目盛りの位置を選択し、(線形グラフに対して)等間隔の目盛りを生成します。 AxesのXTickおよびYTickプロパティを設定することによって、デフォルトと異なる目盛りを設定することができます。目盛りは値が増加するベクトルとして定義します。値と値の間は等間隔にする必要はありません。たとえば、前の例において、つぎのように、グラフにy軸の目盛りを設定すると、

y軸には、設定した目盛りのみがグラフに描かれます。

軸の範囲外の目盛りを設定すると、MATLABは、それらを表示しません(すなわち、目盛りを設定しても軸の範囲は変更できません)。


 軸パラメータの設定 例題-目盛りとそのラベルの設定