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自動モードプロパティ

axesの子を作成するオブジェクト作成ルーチンは、axesのプロパティを明示的に変更しませんが、いくつかのaxesプロパティは、それらに関連したモードプロパティをauto(デフォルト)に設定されたとき、自動的に制御されます。つぎのテーブルは、自動モードプロパティに関してのものです。

モードプロパティ
コントロールの説明
CameraPositionMode
ビューポイントの位置
CameraTargetMode
Axes内でのカメラターゲットの位置
CameraUpVectorMode
2次元、3次元ビューの中で、"up"の方向
CameraViewAngleMode
投影される大きさとstretch-to-fit挙動
CLimMode
データベクトルをカラーにマッピング
DataAspectRatioMode
x軸、y軸、z軸に沿ってのデータの相対的なスケーリングとstretch-to-fit挙動
PlotBoxAspectRatioMode
x軸、y軸、z軸に沿ってのプロットボックスの相対的なスケーリングとstretch-to-fit挙動
TickDirMode
軸の刻みマークの向き(2次元では内向き、3次元では外向き)
XLimMode
YLimMode
ZLimMode

x軸、y軸、z軸の各々の範囲
XTickMode
YTickMode
ZTickMode

x軸、y軸、z軸に沿った刻みマークの間隔
XTickLabelMode
YTickLabelMode
ZTickLabelMode

x軸、y軸、z軸に沿った刻みマークのラベル

たとえば、すべてのプロパティ値をデフォルトに設定し、つぎのステートメントを入力すると、

2番目のlineステートメントは、YLimプロパティを[0 10]から[0 100]に変更することになります。

これは、YLimModeautoに設定しているために、MATLABは、軸の範囲を必ず再計算します。

自動モードプロパティで対応する値にコントロールすると、MATLABは、モードをmanualに設定し、値を自動的には再計算しません。

たとえば、つぎのステートメントに対して、

setステートメントは、x軸とy軸の範囲を設定し、かつ XLimModeYLimModeプロパティをmanualに変更します。2番目のステートメントは、軸の範囲を再計算させる代わりに、[1 20]の範囲のラインのみを抜き出して描いたものになります。


 複数のX-軸、Y-軸の使用 Axesによるカラーコントロール