Using Simulink |
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Sum
入力の総和を計算します。
ライブラリ
Math
詳細

Sumブロックは、スカラ入力、ベクトル入力、行列入力、またはベクトル入力の要素を加算します。つぎの規則によってブロックの出力を決定します。
- ブロックに複数の入力がある場合、すべての非スカラ入力は同じ大きさでなければなりません。つまり、すべて同じ大きさのベクトルまたは行列でなければなりません。たとえば、入力が2行2列行列である場合、それ以外の入力は2行2列の行列またはスカラでなければなりません。
- 入力がスカラである場合、非スカラ入力と同じ大きさになるように拡張されます。たとえば、非スカラ入力が2行2列の行列である場合、スカラ入力は2行2列の行列に拡張されます。
- 出力は、(スカラ拡張後の)入力と同じ大きさをもち、各要素は入力の対応する要素の和です。言い換えると、出力は入力の要素単位の和です。
- ブロックが1入力のみをもつ場合、それはスカラまたはベクトルでなければなりません。入力がベクトルの場合、出力は入力ベクトルの要素の和と等しいスカラです。
注意
Simulinkは、SumブロックをSimulinkブロックライブラリからモデルにコピーする場合は、その名前を非表示にします。 |
サポートされているデータタイプ
Sumブロックは、任意のデータタイプの実数値または複素数値信号を受け入れます。全ての入力は、同じデータタイプでなければなりません。出力データタイプは、入力データと同じデータタイプになります。
パラメータとダイアログボックス

- Icon shape
- Icon shape ドロップボックスを使って、Sumブロックを円または長方形のいずれで表示するかを選択することができます。Sumブロックが複数の入力をもっている場合、長方形よりも円で表示するほうが便利です。
- List of signs
- List of signs パラメータには、定数または+符号と-符号、そして、|記号の組み合わせを入力できます。定数を指定すると、Simulinkは指定された数の端子をもつブロックを全て正の極性で再描画します。+と-の符号を組み合わせると、各端子の極性がそれによって決定され、端子数は使用する符号の数に等しくなります。
- Sumブロックは、端子の横に+符号や-符号を表示し、List of signs パラメータに設定している符号の数に一致する端子を再描画します。符号の数を変更すると、端子はアイコンに加えられたり、削除されたりします。必要ならば、Simulinkは、すべての入力端子を表わすようにブロックをリサイズします。List of signs パラメータの中に|記号で区切った符号を設定することで入力端子の位置を決定することができます。|記号は、端子間に余分なスペースを設定します。たとえば、++|--は、2番目の+端子と最初の-端子の間にスペースを設定します。
- Saturate on integer overflow
- このオプションを選択すると、Sumブロックの出力が整数オーバフローの原因になります。特に、出力データタイプが整数タイプの場合、出力タイプにより表現される最大値かまたは計算された出力に関して、絶対値の意味で小さいほうの値をブロック出力とします。オプションを選択しない場合、Simulinkは、Simulation Parameters ダイアログの Diagnostics ページ上の Data overflow で設定された挙動を示します(詳細は、Diagnosticsページ を参照してください)。
特性
直接フィードスルー
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あり
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サンプル時間
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接続されるブロックから継承
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スカラ拡張
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可
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状態
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0
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ベクトル化
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可
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ゼロクロッシング
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なし
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| Subsystem | | Switch |  |