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詳細
Sine Waveブロックは正弦波を発生します。ブロックは、連続モードまたは離散モードのいずれでも動作することができます。
Sample time パラメータの値は、ブロックが連続モードまたは離散モードのどちらで動作するのかを決定します。
0
(デフォルト)の場合、ブロックは連続モードで動作します。>0
の場合、ブロックは離散モードで動作します。-1
の場合、ブロックは信号を受け取るブロックと同じモードで動作します。Sine Waveブロックの離散モードでの使用
Sample time パラメータ値がゼロより大きいと、ブロックは、サンプル時間をその値に設定したZero-Order Holdブロックを接続しているのと同様の挙動を示します。
Sine Waveブロックをこの方法で用いると、ハイブリッド連続/離散システムのモデルではなく、純粋に離散的である正弦波入力をもつモデルを構築することができます。ハイブリッドシステムは、本質的により複雑で、結果としてシミュレーションに時間を必要とします。
離散モードのSine Waveブロックは、絶対時間に基づくアルゴリズムではなく、増分アルゴリズムを使用します。その結果、ブロックは振動検査や疲労検査など、不定時間長で実行されるモデルで有効です。
増分アルゴリズムは、前のサンプル時間で計算した値に基づいて正弦値を計算します。この手法はつぎの恒等式を使用します。
これらの恒等式は、つぎのような行列形式で表わすことができます。
したがって、これは sin(t) の値に定数行列を乗算して sin(t+t) を求める、行列乗算問題の1つとなります。このアルゴリズムは、三角関数に対するハードウェア浮動小数点サポートをもたないマシン上でもより高速となる可能性があります。
Sine Waveブロックの連続モードでの使用
Sample time パラメータ値がゼロであると、ブロックは連続モードでの挙動を示します。連続モードで動作している場合、時間が非常に大きくなるに従って、Sine Waveブロックは、精度の低下により、不正確になる可能性があります。
サポートされているデータタイプ
Sine Waveブロックは、double
タイプの実数信号を受け入れ、出力します。
パラメータとダイアログボックス
1
。1
ラジアン/秒。0
ラジアン。0
。特性
サンプル時間 |
連続または離散または継承 |
スカラ拡張 |
パラメータについて |
ベクトル化 |
可 |
ゼロクロッシング |
なし |
![]() | Signal Generator | Slider Gain | ![]() |