Using Simulink    
simset

sim コマンドのためのシミュレーションパラメータとソルバ特性を作成または編集します。

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simset コマンドは、指定されたシミュレーションパラメータおよびソルバプロパティが指定の値をもつ、options と呼ばれる構造体を作成します。未指定のパラメータと特性はすべて、それらのデフォルト値となります。パラメータまたは特性を一意的に識別するために十分な長さの先行文字を入力するだけで構いません。パラメータと特性に対しては大文字と小文字の区別は無視されます。

options = simset(property, value, ...) は、指定されたプロパティの値を設定し、options に構造体を保存します。

options = simset(old_opstruct, property, value, ...) は、既存の構造体である old_opstruct 内の指定されたプロパティを修正します。

options = simset(old_opstruct, new_opstruct) は、old_opstruct および new_opstruct の2つの既存のオプション構造体を組み合わせて、options を作成します。new_opstruct に定義されるプロパティはすべて、old_opstruct に定義される同じプロパティを変更します。

入力引数をもたない simset は、すべてのプロパティ名とその取り得る値を表示します。

get_param および set_param コマンドを用いて、これらの特性やパラメータの値を取り出したり設定したりすることはできません。

パラメータ
AbsTol                       正のスカラ {1e-6}

絶対誤差許容値 :このスカラは、状態ベクトルのすべての要素に適用されます。AbsTol は、可変ステップソルバにのみ適用されます。

Decimation                   正の整数{1}

出力変数に対する間引き :出力変数 t, x, y に適用される間引きファクタ。間引きファクタ1は、時間列に対するすべてのデータログを出力し、間引きファクタ2は、1つおきのデータログを出力します。

DstWorkspace                 base | {current} | parent

変数を割り当てるワークスペース. :このプロパティは、出力変数あるいはTo Workspaceブロック上の出力変数として定義した変数を割り当てるワークスペースを指定します。

FinalStateName               string {''}

最終状態変数名 :このプロパティは、Simulinkがシミュレーションの終了時にモデルの状態を保存する変数の名前を指定します。

FixedStep                    正のスカラ

固定ステップサイズ :このプロパティは、固定ステップソルバにのみ適用されます。モデルに離散系成分が含まれている場合、デフォルトは基本サンプル時間です。そうでない場合、デフォルトはシミュレーション区間の50分の1です。

InitialState                 ベクトル {[]}

初期連続状態および初期離散状態 :初期状態ベクトルは、(存在するなら)連続状態と(存在するなら)それに続く離散状態から構成されます。モデル内で指定される初期状態は InitialState で置き換えられます。デフォルトの空行列では、モデル内で指定された初期状態値が使われます。

InitialStep                  正のスカラ {auto}

推奨初期ステップサイズ :このプロパティは、可変ステップソルバのみに適用されます。ソルバはまず、InitialStep のステップサイズを試みます。デフォルトではソルバが自動的に初期ステップサイズを決定します。

MaxOrder                     1 | 2 | 3 | 4 | {5}

ode15sの最高次数 :このプロパティは、ode15s のみに適用されます。

MaxRows                      非負の整数 {0}

出力行の制限数: このプロパティは、t, x, y に出力される行数を、最後から MaxRows 点のデータログに制限します。デフォルトの0を指定すると、制限は適用されません。

MaxStep                      正のスカラ {auto}

ステップサイズの上限 :このプロパティは、可変ステップソルバのみに適用され、シミュレーション区間の50分の1にデフォルト設定されます。

OutputPoints                 {specified} | all

出力点の決定specified に設定すると、ソルバは timespanで指定した時間でのみ、出力 t, x, y を生成します。all に設定すると、t, x, y には、ソルバが使った時間ステップも含まれます。

OutputVariables              {txy} | tx | ty | xy | t | x | y

出力変数の設定 :プロパティ文字列に 't', 'x', 'y' がないと、ソルバは対応する出力 t, x, y に空行列を生成します。

Refine                       正の整数 {1}

出力リファインファクタ :このプロパティは、指定したファクタだけ出力点数を増加させ、より滑らかな出力を生成します。Refine は可変ステップソルバのみに適用されます。出力時間を指定すると、Refineは無視されます。

RelTol                       正のスカラ {1e-3}

相対誤差許容値 :このプロパティは、状態ベクトルのすべての要素に適用されます。各積分ステップの推定誤差は、以下を満足します。

このプロパティは、可変ステップソルバのみに適用され、0.1%の精度に対応する1e-3にデフォルト設定されます。

Solver                       VariableStepDiscrete |
                             ode45 | ode23 | ode113 | ode15s | ode23s |
                             FixedStepDiscrete |
                             ode5 | ode4 | ode3 | ode2 | ode1

時間進行方法 :このプロパティは、時間を進めるためにどのソルバを使用するかを指定します。

SrcWorkspace                 {base} | current | parent

式を評価するワークスペース :このプロパティは、モデル内で定義されているMATLAB表現を評価するワークスペースを指定します。

Trace                        'minstep', 'siminfo', 'compile' {''}

トレース機能 :このプロパティは、シミュレーショントレース機能を有効にします(コンマで区切ったリストとして1つまたは複数を指定します)。

ZeroCross                    {on} | off

ゼロクロッシング検出の有効/無効 :このプロパティは、可変ステップソルバのみに適用されます。off に設定すると、可変ステップソルバは、固有のゼロクロッシング検出をもつブロックに対するゼロクロッシングを検出しません。ソルバは、誤差許容値を満足させるためだけにそれらのステップサイズを調整します。

例題

つぎのコマンドは、MaxRowsRefine のパラメータに対して値を定義する、myopts と呼ばれるオプション構造体を生成します。他のパラメータにはデフォルト値を使用します。

つぎのコマンドは、 vdp model モデルを10秒間シミュレーションし、myopts に定義されているパラメータを使用します。

参考

sim, simget


 simplot simget