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Look-Up Table (n-D)

N個の入力の定数、線形、スプライン内挿写像を行い、N変数の関数のサンプル化された表現を作成

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Functions & Tables

詳細



Look-Up Table (n-D)ブロックは、関数F が実験的にのみ既知であっても、Tサンプルの内挿によりN変数関数のサンプル化された表現を実行し、

に対する近似値を求めます。ブロックは、ブロックパラメータにyおって定義された値の表における内挿を使って、ブロック入力を出力値に効率的に写像します。サポートされている内挿法は、以下の通りです。

これらの方法のいずれかを1次元、2次元、3次元および高次の表に適用することができます。

出力値を Table data パラメータとして定義し、行、列、N 次のブレークポイント設定パラメータをもつ次元を定義します。ブロックは、ブロック入力とブレークポイント設定パラメータを比較することによって出力値を生成します。つぎの図に示すように、最初の入力は最初の次元(行)のブレークポイントに対応し、2番目のブレークポイントが列に対応します。

ブロックは、入力値に基づき出力を生成します。

Look-Up Tableを使って PreLook-Up Index Searchブロックをもつn-D Interpolationブロックをより柔軟性があり、ある種の状況での線形内挿に対して高性能にすることができます。

非内挿ルックアップに対しては、ルックアップ操作が内挿の実行の代わりに簡単な配列アクセスであるときに、Direct Look-Up Table, (n-D) ブロックを使って整数値 k を得るので表のk番目の要素だけが必要となります。 .

サポートされているデータタイプ

n-D Interpolated Look-Up Tableブロックは、double または single タイプの信号を受け取りますが、n-D Interpolated Look-Up Tableブロックに対しては、入力はすべて同じタイプでなければなりません。テーブルのデータとBreakpoint設定パラメータは、入力と同じタイプでなければなりません。出力データタイプも入力データタイプに設定されます。

パラメータとダイアログボックス

Number of table dimensions
Table data パラメータがとる次元数。これは、テーブルに対する独立変数の数と、ブロックの入力数を決めます(下記の"Explicit Number of dimensions" と"Use one (vector) input port instead of N ports"を参照)。
First input (row) breakpoint set
ベクトルとして入力されるテーブルに対する行の値。ベクトルの値は、単調増加でなければなりません。このフィールドは常に可視です。
Second (column) input breakpoint set
ベクトルとして入力されるテーブルに対する列の値。ベクトルの値は、単調増加でなければなりません。このフィールドは、Number of table dimensions ポップアップが 2, 3, 4またはMoreの場合は可視です。
Third ... Nth input breakpoint set
ベクトルとして入力されるテーブルの3次元に対応する値。ベクトルの値は、単調増加でなければなりません。このフィールドは、Number of table dimensions が 3, 4 またはMoreの場合は可視です。
Fourth input breakpoint set
ベクトルとして入力されるテーブルの4次元に対応する値。ベクトルの値は、単調増加でなければなりません。このフィールドは、Number of table dimensions が 4 またはMoreの場合は可視です。
Fifth..Nth input breakpoint sets (cell array)
ベクトルからなる1次元セル配列として入力される、テーブルに対する3, 4, またはそれ以上の次元に対応する値のセル。たとえば、{[10:10:30], [0:10:100]} は、5次および6次のブレークポイントに対して用いられる2つのベクトルのセル配列です。ベクトルの値は、単調増加でなければなりません。このフィールドは、Number of table dimensions がMoreの場合は可視です。
Explicit number of dimensions
数が5以上のときのテーブルの次元数。
Index search method
"Evenly Spaced Points", "Linear Search", "Binary Search" (デフォルト)から選択します。各検索法は、状況に応じて、他のものよりも高速です。次善のインデックス検索法の選択は、ルックアップテーブルに過度に依存してモデルの速度を遅くする可能性があります。ブレークポイントデータが10, 20, 30, ..., のように等間隔ならは、"Evenly Spaced Points"を選択することによってテーブルのインデックスを直接計算するための最高の速度を得ることができます。不定間隔のブレークポイントに対しては、入力信号が時間ステップの間であまり変わらない場合には、同じ時間において"Linear Search" および "Begin index searches using previous index results" を使うことによって、最高の速度になります。時間ステップ毎に1または2つのテーブル以上をジャンプする、入力信号が急激に変化する不定間隔のブレークポイントに対しては、"Binary Search" を選択することによって、最高の速度になります。"Evenly Spaced Points" アルゴリズムは、オフセットと残りの点の間隔の決定において最初の2つのブレークポイントのみを利用します。
Begin index searches using previous index results
このオプションをアクティブにすると、ブロックは、前の時間ステップでのインデックスを使ってインデックス検索を初期化します。これは、入力信号がある時間ステップからつぎのステップの間でテーブルにおいて位置が変更されないときには、ブロックに対する性能を大きく向上させます。このオプションが非アクティブであるときは、線形検索とバイナリ検索法は、特に大きいブレークポイントデータに対して、より時間がかかります。
Use one (vector) input port instead of N ports
独立変数毎に1つの入力をもつ代わりに、ブロックはN次元テーブルに対してN要素の幅である信号を予想する1つの入力端子を構成します。これは、大きいテーブルをもつブロック線図上でのラインのクラッタの除去に役立つことがあります。
Table data
出力値のテーブル。行列の大きさは、N breakpoint set パラメータまたは大きさが4を超えるときは Explicit number of dimensions パラメータによって定義される大きさと一致しなければなりません。
Interpolation method
None (flat), Linear, Cubic Spline.
Extrapolation method
None (clip), Linear, Cubic Spline.
Action for out of range input
None, Warning, Error。シミュレーション中に範囲外の状態がある場合は、"Warning" が選択されている場合はコマンドウィンドウにワーニングメッセージが表示され、"Error" が選択されている場合はエラーメッセージと共にシミュレーションは停止します。

特性

直接フィードスルー
Yes
サンプル時間
接続されるブロックから継承
スカラ拡張
不可
ベクトル化
不可
ゼロクロッシング
なし


 Look-Up Table (2-D)