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連続ブロックと離散ブロック
Simulinkの標準ブロックセットには、連続ブロックと離散ブロックが含まれます。連続ブロックは、連続的に変化する入力に連続的に応答します。反対に、離散ブロックは、ブロックのサンプル時間と呼ばれる一定間隔の積分刻みでのみ入力の変更に応答します。離散ブロックは、連続する時間で出力を保持します。離散ブロックは、サンプルレートを指定できるサンプル時間パラメータを含みます。連続ブロックの例は、Constantブロックと、SimulinkのContinuousブロックライブラリのブロックです。離散ブロックの例は、Discrete Pulse GeneratorとDiscreteブロックライブラリのブロックです。
多くのSimulinkブロック、たとえば、Gainブロックは、連続ブロックまたは離散ブロックに接続しているかどうかによって、連続または離散になることができます。離散または連続になることができるブロックは、暗示的なサンプルレートをもちます。暗示的なサンプル時間は、ブロックの入力が連続である場合は連続です。暗示的なサンプル時間は、すべての入力サンプル時間が最短の刻みの倍数である場合、最短の入力サンプル時間と等しくなります。そうでない場合、入力サンプル時間は、入力の基本サンプル時間 に等しくなります。ここで、基本サンプル時間は、サンプル時間の集合の最大公約数として定義されます。
Simulinkは、オプションで、ブロック線図を色分けして、含んでいるブロックのサンプル時間を識別することができます。例:黒(連続)、マジェンタ(定数)、黄(ハイブリッド)、赤(最も速い離散)。詳細は、サンプル時間の色分けを参照してください。
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