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From Fileブロックは、指定したファイルから読み込んだデータを出力します。ブロックアイコンはデータを提供するファイル名を表示します。
ファイルには2行以上の行列が含まれていなければなりません。最初の行には単調増加する時間列が含まれていなければなりません。その他の行には、各時間に対応するデータ点が列単位で含まれています。行列は、つぎの形式をもちます。
出力の幅は、ファイル内の行数に依存します。ブロックは時間データを使って、その出力を決定しますが、時間を出力しません。すなわち、m 行の行列においては、該当する列の最初の行以外のすべての行のデータから構成される長さがm-1のベクトルが、ブロックから出力されます。
ファイル内の2つの値の間の時間における出力値が必要な場合、該当する値の間で線形補間が行われます。必要な時間がファイル内の最初の時間値より小さい場合や、最後の時間値より大きい場合、Simulinkは最初の2つまたは最後の2つの点を用いて外挿し、値を計算します。
同じ時間値に対して複数の列が行列に含まれる場合、出力は、最初に出会う列に対するデータ点になります。たとえば、つぎのデータをもつ行列
time values: 0 1 2 2 data points: 2 3 4 5
に対して、時刻2で、出力は、この時刻で出会う最初の列に対するデータ点4になります。
Simulinkは、シミュレーションの開始時にファイルをメモリに読み込みます。その結果、同じモデル内のTo Fileブロックで同じ名前のファイルを指定していても、そのファイルからデータを読み込むことはできません。
To FileまたはTo Workspaceブロックで保存したデータの使用
From Fileブロックは、To Fileブロックで書き出されたデータを、修正しないで読み込むことができます。To Workspaceブロックで書き出されたデータや、ファイルに保存されたデータを読み込むためには、
サポートされているデータタイプ
From Fileブロックは、double
タイプの実数信号を出力します。
パラメータとダイアログボックス
untitled.mat
です。ファイル名を指定する場合、SimulinkはファイルがMATLABの作業ディレクトリにあると仮定します(作業ディレクトリを決定するには、MATLABプロンプトで pwd
とタイプしてください)。Simulinkが作業ディレクトリで指定したファイル名を見つけられないときは、エラーメッセージを表示します。特性
サンプル時間 |
接続されるブロックから継承 |
スカラ拡張 |
不可 |
ベクトル化 |
可 |
ゼロクロッシング |
なし |
![]() | From | From Workspace | ![]() |