Using Simulink    
From Workspace

ワークスペースからデータを読み込みます。

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From Workspaceブロックは、MATLABワークスペースからデータを読み込みます。ブロックの Data パラメータは、信号値や時間ステップの表を含む行列または構造体を計算するMATLAB表現を通してワークスペースのデータを指定します。行列または構造体の書式は、ワークスペースからデータをロードするときに使われるものと同じです(ベースワークスペースから入力の読み込みを参照)。From Workspaceアイコンは、Data パラメータの中の式を表わしています。

入力表で入力データ値の時刻を設定していない場合、個々の値は、t = (n-1) * st の時刻で生じると仮定します。ここで、n は、n番目の入力値で、st はブロックのサンプル時間です。

From Workspaceブロックからの各時間ステップでの出力は、ブロックの Interpolate data パラメータと Hold final data value パラメータの設定に依存します。つぎの表は、パラメータの種々の組み合わせに対する出力をまとめたものです。

Intrp.
オプション

Hold
オプション

ブロック出力
ti < t < tf

ブロック出力
t > tf

On
Off
データ値間を内挿
最終のデータ値から外挿
On
On
データ値間を内挿
最終データ値
Off
Off
最新データ値
ゼロ
Off
On
最新データ値
最終データ値

入力表の中に、同じ時間ステップで複数の要素が含まれる場合、Simulinkは最終の要素で指定された信号を使用します。たとえば、つぎのデータを含む入力表を考えます。

時刻2で、最新のデータ点は5なので、出力は5になります。

サポートされるデータタイプ

From Workspaceブロックは、ワークスペースからの任意のタイプの実数および複素数信号を受け取ります。タイプdoubleの実数信号は、構造体または行列書式でかまいません。double 以外の任意のタイプの複素数信号および実数信号は、構造体書式でなければなりません。

パラメータとダイアログボックス

Data
シミュレーション時間とそれに対応する信号値からなる表を含んだ行列または構造体を表わす表現。たとえば、T と名付けた時間の列ベクトルとUと名付けた時間に対応する信号値行列をもつワークスペースを考えましょう。このパラメータに対するデフォルトの表現 [T,U] は、必要な入力表を含む行列を与えます。必要な時刻とそれに対応する信号行列または構造体がワークスペース内に存在する場合、このフィールドに構造体または行列の名前を単に入力してください。
Sample time
ワークスペースからのデータのサンプルレート
Interpolate data
このオプションは、ブロックに対応する時刻のデータが存在しない場合、線形に内挿(または、Hold final data value パラメータがオフの場合、外挿)させます。このオプションを使わない場合、カレントの出力は、データが存在する最も近い時刻での出力になります。
Hold final data value
このオプションは、最後のデータが使用可能な場合、出力をそのままホールドさせます。

特性

サンプル時間
接続されるブロックから継承
スカラ拡張
不可
ベクトル化

ゼロクロッシング
なし


 From File Function-Call Generator