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ブロック毎に実行
シミュレーションを1ブロック進めるには、デバッガツールバーで をクリックするか、デバッガがコマンドラインモードで実行している場合は、デバッガプロンプトに
step
を入力します。デバッガはカレントブロックを実行し、停止し、モデルのブロックの実行の順番でのつぎのブロックを強調表示します(モデルのブロック実行順序の表示 を参照)。たとえば、つぎの図は、モデルの最初のブロックの実行後の vdp
ブロック線図を示します。
実行するつぎのブロックがサブシステムブロックにある場合は、デバッガはサブシステムのブロック線図をオープンし、つぎのブロックを強調表示します。
ブロックを実行した後で、デバッガはブロックの入力 (U
) と出力 (Y
) を印刷し、デバッガ出力パネルにデバッグコマンドプロンプトを再表示するか(GUIモード)またはMATLABコマンドウィンドウ(コマンドラインモード)に再表示します。デバッガプロンプトは実行するつぎのブロックを表示します。
(sldebug @0:0 'vdp/Integrator1'): step U1 = [0] Y1 = [2] (sldebug @0:1 'vdp/Out1'):
時間ステップの境界を超える
モデルのブロック実行リストの最後のブロックを実行した後で、デバッガはシミュレーションをつぎの時間ステップに進行させ、シミュレーションを停止します。時間ステップの境界を超えたことをユーザに通知するため、デバッガはGUIモードではデバッガ出力パネルに現在の時間を表示し、コマンドラインモードでは MATLAB コマンドウィンドウに表示します。たとえば、vdp
モデルの最初の時間ステップの最後のブロックを実行し終えると、デバッガ出力パネルまたはMATLABコマンドウィンドウではつぎの出力結果になります。
(sldebug @0:8 'vdp/Sum'): step U1 = [2] U2 = [0] Y1 = [-2] [Tm=0.0001004754572603832 ] **Start** of system 'vdp' outputs
マイナー時間ステップづつ進行
メジャー時間ステップと同様に、マイナー時間ステップ内のでブロック毎に実行することができます。マイナー時間ステップでブロック毎に実行するには、デバッガの Break on conditions パネルの Minor time steps オプションをチェックするか、デバッガコマンドプロンプトで minor
を入力します。
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