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カレントユーザの指定
モデルを作成したり更新したとき、Simulinkはバージョン管理の目的でモデルにユーザ名を記録します。Simulinkは、つぎの環境変数 USER
, USERNAME
, LOGIN
, LOGNAME
の内、少なくとも一つを利用してユーザ名が指定されていることを仮定します。これらの変数のどれも定義されていないとき、Simulinkはモデルのユーザ名を更新しません。
UNIXシステムは、通常USER環境変数を定義し、その値をシステムに記録するために利用する名前に設定します。従って、USER
システムを使用する場合、カレントユーザとしてユーザを確認するためにSimulinkでは特に何も設定する必要はありません。一方、Windowsシステムでは、システムにインストールされているWindowsのバージョンとスタンドアロンで動作しているかネットワークに接続されているかとに依存して、Simulinkが必要とする"ユーザ名"の環境変数をいくつか指定するか、何も指定しないかが決まります。MATLABコマンド getenv
を利用して、環境変数のどれかが定義されているかどうかを確認することができます。たとえば、つぎのようにMATLABコマンドラインで入力すると、
getenv('user')
USER
環境変数がWindowsシステムに存在するかどうかを確認することができます。設定されていない場合、ユーザ自身で設定する必要があります。Windows95と98では、システムの autoexec.bat
ファイルで、つぎの行を実行することで値を設定します。
set user=yourname
ここで、yourname
はモデルファイルで確定したいユーザ名です。ファイル autoexec.bat
を保存し、変更を反映させるためコンピュータを再起動します。
Windows/NTでは、Windows/NT System Properties ダイアログの Environment パネルを使って、(まだ設定されていない場合)USER
環境変数を設定します。
System Properties ダイアログボックスを表示するために、Start>Settings>Control Panel を選択して Control Panel
をオープンします。USER
変数を設定するために、Variable フィールドに USER
を、Value フィールドにログイン名を入力します。Set をクリックして新規の環境変数を保存します。それから、ダイアログボックスをクローズするために OK をクリックします。
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