Using Simulink

信号とパラメータの大きさの規則

Simulinkモデルを作成する際、信号とパラメータに関する以下の規則を守る必要があります。

入力信号の大きさの規則

一般に、ブロックへのすべての入力は、同じ大きさでなければなりません。

しかし、ブロックは、すべての非スカラ入力が同じ大きさである限り、スカラと非スカラ入力が混在することができます。Simulinkは、一般的な規則を守るために、スカラ入力を非スカラ入力と同じ大きさをもつように拡張します(入力のスカラ拡張を参照)。

ブロックパラメータの大きさの規則

一般に、ブロックのパラメータは、対応する入力と同じ大きさでなければなりません。

一般的規則には2つの例外があります。

• ブロックは、非スカラ入力に対応するスカラパラメータをもつことができます。この場合、Simulinkは、一般的な規則を守るために、スカラパラメータを入力と同じ大きさになるように拡張します(パラメータのスカラ拡張を参照)。
• 入力がベクトルの場合は、対応するパラメータは、Nx1 または 1xN 行列です。この場合、Simulinkは、入力ベクトルの対応する要素に N 行列要素を適用します。この例外を使って、MATLAB の行ベクトルまたは列ベクトルを使うことができます。これらはそれぞれ実際は 1xN または Nx1の行列で、ベクトル入力に適用するパラメータを指定します。

出力信号の大きさの決定

入力とパラメータのスカラ拡張