Using Simulink    

ウィンドウ間でのブロックのコピーと移動

モデルを作成する際に、Simulinkブロックライブラリまたは他のモデルウィンドウからモデルウィンドウにブロックをコピーすることが多くあります。これはつぎの手順で行います。

  1. 該当するブロックライブラリまたはソースモデルウィンドウを開きます。
  2. コピーしたいブロックをコピー先のモデルウィンドウまでドラッグします。ブロックをドラッグするためには、ブロックアイコンにカーソルを合わせ、マウスボタンを押したままにします。カーソルをコピー先のウィンドウに移動し、マウスボタンを解除します。

Simulink Library Browserからモデルウィンドウにブロックをドラッグすることもできます。詳細は、"ブロックライブラリの参照"をご参照ください。

EditメニューからCopy/Pasteコマンドを利用してブロックをコピーすることもできます。

  1. コピーしたいブロックを選択します。
  2. EditメニューからCopyを選択します。
  3. ターゲットのモデルウィンドウをアクティブにします。
  4. EditメニューのPasteを選択します。

Simulinkは、コピーしたそれぞれのブロックに名前を割り当てます。モデル内でそのタイプのブロックがそれだけである場合には、ソースウィンドウでの名前と同じ名前が付けられます。たとえば、LinearライブラリからGainブロックをモデルウィンドウにコピーする場合、新しいブロックの名前はGainとなります。モデルの中に、すでにGainという名前のブロックが存在している場合には、Simulinkはブロック名に連続番号を追加します(たとえば、Gain1、Gain2)。ブロックの名前は変更できます。 "ブロック名の操作" を参照してください。

ブロックのコピーの際には、新規ブロックはオリジナルのブロックのすべてのパラメータ値を引き継ぎます。

Simulinkは、目に見えない5ピクセルグリッドを用いて、ブロックの整列を簡単にします。モデル内部のすべてのブロックは、グリッド上のラインにぴったりと合わせられます。ブロックを選択し、矢印キーを押すことによって、ブロックを上下左右にわずかに移動することができます。

MATLABウィンドウ内で以下のコマンドをタイプインすることにより、モデルウィンドウにグリッドを表示することができます。

グリッド間隔を変更するためには、つぎのようにタイプインします。

たとえば、グリッド間隔を20ピクセルに変更するためは、つぎのようにタイプインします。

上記の2つのコマンドで、<model name>をタイプインする代わりに、モデルを選択し、gcsとタイプインすることもできます。

CopyCutPasteコマンドを用いて、(ワープロプログラムなど)互換性のあるアプリケーションにブロックをコピーしたり移動したりすることができます。これらのコマンドは、ブロックのグラフィックス表現のみをコピーし、そのパラメータはコピーしません。

ウィンドウ間でのブロックの移動は、ブロックを選択する際にShiftキーを押すことを除いて、ブロックのコピーと同様です。

EditメニューからUndoコマンドを使って、追加したブロックを削除することができます。


 バーチャルブロック モデル内でのブロックの移動