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ウィンドウ間でのブロックのコピーと移動
モデルを作成する際に、Simulinkブロックライブラリまたは他のモデルウィンドウからモデルウィンドウにブロックをコピーすることが多くあります。これはつぎの手順で行います。
Simulink Library Browserからモデルウィンドウにブロックをドラッグすることもできます。詳細は、"ブロックライブラリの参照"をご参照ください。
注意 Simulinkは、sum,mux,demux,bus selectorブロックをSimulinkブロックライブラリからモデルにコピーした時、その名前を非表示にします。これは、モデルダイアグラムの不必要な煩雑さを避けるためです(これらのブロックの形は、それぞれの機能を明示的に示しています)。 |
Simulinkは、コピーしたそれぞれのブロックに名前を割り当てます。モデル内でそのタイプのブロックがそれだけである場合には、ソースウィンドウでの名前と同じ名前が付けられます。たとえば、LinearライブラリからGainブロックをモデルウィンドウにコピーする場合、新しいブロックの名前はGainとなります。モデルの中に、すでにGainという名前のブロックが存在している場合には、Simulinkはブロック名に連続番号を追加します(たとえば、Gain1、Gain2)。ブロックの名前は変更できます。 "ブロック名の操作" を参照してください。
ブロックのコピーの際には、新規ブロックはオリジナルのブロックのすべてのパラメータ値を引き継ぎます。 Simulinkは、目に見えない5ピクセルグリッドを用いて、ブロックの整列を簡単にします。モデル内部のすべてのブロックは、グリッド上のラインにぴったりと合わせられます。ブロックを選択し、矢印キーを押すことによって、ブロックを上下左右にわずかに移動することができます。 MATLABウィンドウ内で以下のコマンドをタイプインすることにより、モデルウィンドウにグリッドを表示することができます。set_param('<model name>','showgrid','on')
グリッド間隔を変更するためには、つぎのようにタイプインします。
set_param('<model name>','gridspacing',<number of pixels>)
たとえば、グリッド間隔を20ピクセルに変更するためは、つぎのようにタイプインします。
set_param('<model name>','gridspacing',20)
上記の2つのコマンドで、<model name>
をタイプインする代わりに、モデルを選択し、gcs
とタイプインすることもできます。
Copy、Cut、Pasteコマンドを用いて、(ワープロプログラムなど)互換性のあるアプリケーションにブロックをコピーしたり移動したりすることができます。これらのコマンドは、ブロックのグラフィックス表現のみをコピーし、そのパラメータはコピーしません。
ウィンドウ間でのブロックの移動は、ブロックを選択する際にShiftキーを押すことを除いて、ブロックのコピーと同様です。
EditメニューからUndoコマンドを使って、追加したブロックを削除することができます。
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